アメシストに浮かぶ光と影2013年04月07日 19時53分09秒

なんだか今日は心が絶えず揺れ動いています。
そのせいで、世界の見え方が短時間でころころ変わります。
いちどきに沢山のことが起こると、得てしてそういうことになるのでしょう。

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机の隅に置かれた、握りこぶし大の紫水晶の単結晶。
その透明なラベンダー色を見るたびに、いつも綺麗だなと思います。


窓からさす朝日の下で見る姿がいちばんですが、こうしてスタンドの灯りに照らされた姿もなかなか美しい。


でも、今日はその鮮やかすぎる紫が、むしろ疎ましく感じられます。
いっそ灯りを消して、夕暮れどきの暗い光に沈む色合いの方が、ずっと心にしっくり来ます。

もちろん石そのものは何も変わらないはずで、すべてはそれを眺める人間の心の問題ですが、でも、そうやって石に心を託せるということ自体うれしいことだし、ほっと救われるような気がします。