ある火星観測2013年09月14日 18時20分13秒

昨日の話題から「そういえば…」と思い出したカードがあります。

「The Astronomers(天文家たち)」と題した絵葉書。
1910年代のクロモ刷りで、印刷はオランダ、販売はイギリスで行われたものです。


  「あら、金星が見えるわ」
  「あたしの方は木星が見えるわ」
  「おいらにゃ火星が見えるよ」

ご覧のとおり他愛ない絵柄ですが、このオチは少しく難解です。
この不埒な男は、いったい何ゆえ火星を持ち出したのか?
1910年代の火星イメージはいくぶん多義的なので、いっそう不可解です。

それとも、こういうのは、あまり真面目に考えてはいけないんでしょうか。