月まろし ― 2013年09月20日 21時21分05秒
昨日は十五夜。
今日もまだまだ丸い月が皓々と冴え返っています。
これだけ月が明るくては、あに月の話題なかるべけんや。
今日もまだまだ丸い月が皓々と冴え返っています。
これだけ月が明るくては、あに月の話題なかるべけんや。
なにか満月にちなんだものはないかな…と、部屋の中を見回したら、月の掛図を見つけました。
詳細は忘れましたが、たしか「これさえあれば雨の日でもお月見ができるぞ」という単純な思い付きで買ったのでした。
こうして掛けてみれば、直径50センチの月が明るく書斎を照らし、たしかにお月見気分を満喫できます。(もちろん、今日は掛図を眺めるよりも、本物の月を眺める方が、気が利いているでしょうけれど。)
上の画像を見ると、非常に精細かつリアルな月に見えますが、ちょっと近寄ってみると、リキテンスタインばりの網点がくっきりと浮かんで、なんとなくモダンアートっぽい感じもします。しかも、この月は白ではなく、銀のインクで刷られているので、なおさらです。
右下にはくねくねしたサインが書かれていますが判読不能。
モノとしてはごく新しく、最近もeBayで新品が売られているのを見た記憶があります。
コメント
_ ねこぱんち ― 2013年09月20日 22時08分24秒
_ S.U ― 2013年09月21日 05時44分12秒
以前に、私が祖母を相手に天文民俗の調査をした時に、「雨の日には紙で月を作って拝んだ」と言っておりました。
今思いついたのですが、十三夜用の掛け図も用意しておけば、「片見月」にならずにすむと思います。セットで売り出せばけっこう売れるかも。
今思いついたのですが、十三夜用の掛け図も用意しておけば、「片見月」にならずにすむと思います。セットで売り出せばけっこう売れるかも。
_ 玉青 ― 2013年09月21日 16時40分48秒
〇ねこぱんちさま
視野いっぱいの月は、眩しいくらいの眺めだったことでしょうね。
何でもアポロ計画には当時の金で250億ドルが投じられたそうですが、レンズ越しの月旅行は300円でも十分に満足が得られるわけですから、なんともありがたい話です。(^J^)
〇S.Uさま
紙の月を拝むというのは初耳で、まさに「じぇじぇじぇ!」です。
おそらくS.Uさんも示唆されたように、片見月は縁起が悪いというので、それを避けるための方便として生まれた習慣なのではないでしょうか。
幸いわが家には↓の掛図もあるので、片見月は避けられそうです。
http://mononoke.asablo.jp/blog/2010/09/22/5361865
(ああ、あれからもう3年も経つのですね…しみじみ)
視野いっぱいの月は、眩しいくらいの眺めだったことでしょうね。
何でもアポロ計画には当時の金で250億ドルが投じられたそうですが、レンズ越しの月旅行は300円でも十分に満足が得られるわけですから、なんともありがたい話です。(^J^)
〇S.Uさま
紙の月を拝むというのは初耳で、まさに「じぇじぇじぇ!」です。
おそらくS.Uさんも示唆されたように、片見月は縁起が悪いというので、それを避けるための方便として生まれた習慣なのではないでしょうか。
幸いわが家には↓の掛図もあるので、片見月は避けられそうです。
http://mononoke.asablo.jp/blog/2010/09/22/5361865
(ああ、あれからもう3年も経つのですね…しみじみ)
_ S.U ― 2013年09月21日 20時29分03秒
>「じぇじぇじぇ!」
驚きですよね。紙の月には私も驚きました。当地では、「どぇ~~」でしたけど。
片見月についてはほとんど聞いたことがなく、十三夜も我が家では行われていなかったように思います。
>ああ、あれからもう3年も経つのですね…しみじみ
三年も前から「菊水月面」じゃことの呆けたことを言っていたことの方が、よっぽど、じぇじぇじぇです。
なんにせよ、片見月を心配しなくてよいのは、けっこうです。
驚きですよね。紙の月には私も驚きました。当地では、「どぇ~~」でしたけど。
片見月についてはほとんど聞いたことがなく、十三夜も我が家では行われていなかったように思います。
>ああ、あれからもう3年も経つのですね…しみじみ
三年も前から「菊水月面」じゃことの呆けたことを言っていたことの方が、よっぽど、じぇじぇじぇです。
なんにせよ、片見月を心配しなくてよいのは、けっこうです。
_ 玉青 ― 2013年09月22日 20時01分09秒
>十三夜も我が家では行われていなかった
となると、私の推測も揺らいでくるわけで、これは引き続き考察の余地がありますね。
それにしてもなぜそこまでして月を拝まねばならなかったのか?何か類例が他にも見つかるといいのですが、今のところは手がかりなしです。
となると、私の推測も揺らいでくるわけで、これは引き続き考察の余地がありますね。
それにしてもなぜそこまでして月を拝まねばならなかったのか?何か類例が他にも見つかるといいのですが、今のところは手がかりなしです。
_ S.U ― 2013年09月22日 22時20分32秒
>私の推測も揺らいでくる
説明が舌足らずでした。これは直ちに揺らぐわけではありませんので、とりあえずご心配なく。
紙の月を作ったのは、おそらく祖母が嫁入り前のことでして、大正時代のO地区O家のことであり、十三夜に関心がないのは私が物心ついたのちの昭和後半のK地区U家のことで、後者では紙の月は作っていませんでしたから、時代も家も違う(ただし、同じ市内ですけど)わけです。
紙の月について私の祖母やその兄弟に尋ねることはもはや不可能ですが、おそらくは各地に類例があることと思います。
説明が舌足らずでした。これは直ちに揺らぐわけではありませんので、とりあえずご心配なく。
紙の月を作ったのは、おそらく祖母が嫁入り前のことでして、大正時代のO地区O家のことであり、十三夜に関心がないのは私が物心ついたのちの昭和後半のK地区U家のことで、後者では紙の月は作っていませんでしたから、時代も家も違う(ただし、同じ市内ですけど)わけです。
紙の月について私の祖母やその兄弟に尋ねることはもはや不可能ですが、おそらくは各地に類例があることと思います。
_ 玉青 ― 2013年09月23日 09時16分45秒
あ、なるほど。とすると例の推測も息を吹き返すわけですね。
紙の月を拝むというのは、少なからず人の興味を引く話題ですから、民俗学の本あたりで大いに紹介されてもいいのですが、どうも手元の民俗学事典の類には出てこなくて、これはかなり地域が限定される習慣かもしれません。
何かヒントはないかと思い、ネットで検索していたら、ずばり「丹波地方の天文民俗」というページがヒットしましたが、うーん…こういうのを何て言うんですか、「噂をすれば影」でもないし、「盗人を捕らえてみれば我が子なり」というのも違いますし(笑)。
ともあれ、今や「古老」も昭和生まれになって、だいぶ伝承の点で怪しくなってきているので、これは非常に貴重な記録ですね。
紙の月を拝むというのは、少なからず人の興味を引く話題ですから、民俗学の本あたりで大いに紹介されてもいいのですが、どうも手元の民俗学事典の類には出てこなくて、これはかなり地域が限定される習慣かもしれません。
何かヒントはないかと思い、ネットで検索していたら、ずばり「丹波地方の天文民俗」というページがヒットしましたが、うーん…こういうのを何て言うんですか、「噂をすれば影」でもないし、「盗人を捕らえてみれば我が子なり」というのも違いますし(笑)。
ともあれ、今や「古老」も昭和生まれになって、だいぶ伝承の点で怪しくなってきているので、これは非常に貴重な記録ですね。
_ S.U ― 2013年09月23日 14時10分41秒
>「噂をすれば影」、「盗人を捕らえてみれば我が子なり」
はは、そんなお気持ちでしょうね。
こんなたわいもない調査を「貴重」と言っていただけるのもご先祖様のお蔭と感謝、...お彼岸なので勝手ながらそういうことにさせてください(合掌)。
また独立な例証を見つけられましたらご紹介下さるようお願いします。
はは、そんなお気持ちでしょうね。
こんなたわいもない調査を「貴重」と言っていただけるのもご先祖様のお蔭と感謝、...お彼岸なので勝手ながらそういうことにさせてください(合掌)。
また独立な例証を見つけられましたらご紹介下さるようお願いします。
_ 玉青 ― 2013年09月23日 20時37分08秒
分かりました。引き続き心がけることにいたしましょう。
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BOOKOFFで三百円で買った代物ですが(笑)