ヴンダーショップ推奨のヴンダーショップ2013年11月30日 11時16分47秒

昨日の夕方、西の方角がからりと開けた場所を、車で走っていました。
日もすっかり沈み、地平線に沿ってにじむように広がる濃い紅色の帯、その上にかぶさる透き通った紺色、さらにその中に強く打たれた白金の点。空のグラデーションと明るい金星の対比が、そのときの気分と相まって、この上なく美しく感じられました。

   ★

さて、コメント欄で神戸のヴンダーショップ、ランスハップブックさん(以下ランスさん)から、オランダのこれまたヴンダーなお店をご紹介いただきました。

(下記動画より)

Van Leest Antiques
 http://www.vanleestantiques.com/index.php
 Mariaplaats 45, 3511 LL Utrecht

オランダ中部の町、ユトレヒト。
ユトレヒト中央駅を出て、石畳の路を東にしばらく歩くと、明るいクリーム色の建物がひっそりと立っています。このいかにもオランダ風の、明るく清潔なたたずまいの店が、今回取り上げるヴァン・レースト骨董店。
(…何だか見てきたように書いていますが、もちろん行ったことはありません。でもストリートビューで近所を少し歩き回りました。)

上記サイトには、「SHOP IMPRESSION」と題したページがあって、店内の光景が動画や360度ぐりぐりのヴァーチャル映像とともに紹介されています。

(ぐりぐり映像より。整然とした店内には古風な科学機器がぎっしり)

ネットカタログを見ても分かるように、同店の取扱い品目は、物理・化学の実験機器から、球儀やオーラリーなどの天文用具、博物学関連の標本や模型、それに医療・薬学系まで広範囲に及びます。中でも医療系アイテムは、店主氏の最も得意とするところらしく、氏はオゾー(参照 http://mononoke.asablo.jp/blog/2011/08/24/6068596)の紙塑製解剖模型を自分用にコレクションしています。

(動画より店内の一角)

(同じく古い医療機器(手術用具か)を手に、熱く語る店主のToon van Leest氏)

こうして映像を見るだけでも強烈に引き込まれますが、店舗を実見したランスさんによれば、「ショップの中はホームページよりもかなり素敵でした」とのことですから、これは相当すごい空気が流れているに違いありません。

あのランスさんが認めたヴンダーショップ。
まさにヴンダーの自乗、とびきりヴンダーなお店として、ユトレヒトに行かれる折には是非立ち寄られるよう、同好の士にお勧めする次第です。


付記
オランダまで行くかずとも、自宅で通販可能というのが、また嬉しいですね。
では気になるお値段はどうか? サイトの価格表示は、すべて「on request」とあって伏せられています。冷やかし半分、さっそく気になるモノの価格をメールで問い合わせてみました。すると店主氏から、打てば響くかのように即座に返信がありましたが、その値段は私の予想の倍。かなり強気なんですが、まあ状態も非常に良いので、その強気には確かな理由があると認めざるを得ません。

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