2014年元旦2014年01月01日 14時42分26秒


(ペガスス座とこうま座。手前はウマの歯の化石)

新年あけましておめでとうございます。
早々と賀状をいただいた方には、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
当方もどうにか昨晩投函しましたが、いつもは何かしら添え書きをするのに、今年はそれも時間切れで省略せざるを得ず、ただ気持ちだけは十分込めさせていただきましたので、どうぞご容赦ください。

さて、「天文古玩」も今月満8歳を迎えます。
マンネリに陥りながらも、本当によく続いていますね。
現在、話題がたまたま螺旋のことに及んでいますが、当方もぐるぐる同じところを回っているようでいて、実は常に開かれた存在でありたいと念じています。
懲りずにお付き合いいただければ幸いです。

   ★

今年は第1次世界大戦勃発100周年。
この間、戦争で命を失った人は、1億人とも言われます。
これから2114年までの100年は、いったいどんな100年になるのでしょう?

みんなが笑顔で来年のお正月を、そして100年後のお正月を迎えられますように。

コメント

_ S.U ― 2014年01月01日 19時45分54秒

明けましておめでとうございます。

 昔、ウマは、進化がよく解明されている動物であると子ども向け科学書で学びました。そして、エオヒップス、メソヒップス、プリオヒップス、...と暗記したものです。途中は忘れましたが、最後は現生のウマであるエクウスでした。(こうま座はエクウレウスです。何で微妙に違うのでしょう) 進化の優等生たるウマにあやかって、今年は、自分はもう進化はしないとしても、多少なりとも行いを進化させたいものだと思います。

_ かすてん ― 2014年01月01日 20時40分29秒

あけましておめでとうございます。

『天文古玩』マンネリ化と書かれていますが、こんな多彩で重厚な話題が次々展開されていてマンネリ化を嘆くとは玉青さんちょっと欲張り過ぎではないですか。まじめにがんばりすぎると脳の血管が切れるようですので、我々のような年齢になったらこれまで以上にがんばらないことを心がけるのが良いようです。
まずは1年後、みんなが笑顔でお正月を迎えられますように、今年もよろしく。

_ T.Fujimoto ― 2014年01月02日 10時07分24秒

明けましておめでとうございます。
そうですか、第1次世界大戦勃発から100年経ったのですね。その間も大小様々な戦争がなくならないですが、人類の進化を信じて、これからの100年はより良くなることを期待します。
本年も興味深い話題を楽しみにしております。

_ 玉青 ― 2014年01月02日 11時07分48秒

皆さま、改めまして明けましておめでとうございます。
今年一年、どうぞよろしくお願いいたします。

○S.Uさま

画像に写っているのは第四紀のエクウスのものです。最初は第三紀のメソヒップスの歯を置こうと思ったのですが(その方がいかにも化石らしいので)、何せ大きさがヒトの歯と同じぐらいしかないので、写真映りを考えてエクウスにしました。こうした些事からも、ウマの進化のいかに急だったかを痛感します。なお、辞書によれば、equuleus は equus に「小さい」という意の接尾辞がついて、全体で「子馬」の意味になっているそうです。canis (犬)と canicula (子犬)も似たような関係だとか。

ラテン語ついでに、evolution の原語、evolutio を辞書で引いてみたら「本をひもとくこと」、そして動詞 evolvo の方は「解き開く、披見する」の意味が原義だとありました。ローマ時代の書物は巻物形式でしたから、あれをハラリと机に広げるイメージなのでしょう。これまで見えなかったものが見えてくること、それが本来のevolution というわけで、どうぞ今年はS.Uさんの知られざる「顔」を積極的に開示していただくことを大いに楽しみにしています。(^J^)

○かすてんさま

新たな星恋の一年が幕を開けましたね。

>多彩で重厚な話題

いやあ、そう言っていただくと、なんだかそんな気もしてきますが、でも最近は本当にちょっとした言葉が出てこなかったり、既にどこか血管が切れてるか、詰まってるかしてるんじゃないかと心配しています。そうしたことに起因するウロンな言葉遣いや、妙な論の展開の仕方が、ひょっとしたら「多彩で重厚」な印象を生んでいるのかもしれません(笑)。
頑張りたくても、だんだん頑張りが利かなくなってきたので、ご助言に従い、自然に任せて無理をしないようにいたします。まあ、何事も細く長くですね。

○T.Fujimotoさま

馬といえばFujimotoさんのところも、馬の記事が豊富でしたね。
顧みれば馬の歴史は戦の歴史とも不可分ですが、人にとっても、馬にとっても、平和が何より。馬たちの走りを無心に応援できる世の中が続くことを切に願います。

_ S.U ― 2014年01月02日 13時15分38秒

「こうま座」はこれですでに縮小尾辞つきなのですか。"何とかminor"になっていないのでわかりませんでした。こぎつね座のウルペクラも縮小尾辞つきですか。

 さらに、ラテン語ついでに(むりやり)、昨年の宿題であった「『のだめ式』の要諦」について、年末にまとめましたのでお目にかけたいと思います。

 なお、「のだめ式」は、自分の知らない外国言語を、自分の好きな日本人作家の文芸作品の該外国言語に翻訳してある作品を読むことによって一挙に習得しようとする企てを言います。二ノ宮知子氏の漫画『のだめカンタービレ』にこの手法が出てくるところから、玉青さんによって命名されましたが、私はこの漫画は未見です。

 私も1回しかやっていませんので、要諦というよりも自分勝手なやり方に近いです。でも、基本的に、この方法は、1つの言語に対して一生に一回しか取れないものだと思って下さい。私は、「天文古玩」で紹介されたイタリア語訳の宮沢賢治著「銀河鉄道の夜」をサンプルに行いました。

 以下、やや長くなりますので、続きは、上の URL のサイトでご覧下さい。

_ 玉青 ― 2014年01月03日 10時07分21秒

やややや!さっそく新機軸を打ち出していただきましたね。
要諦を拝読し、なんだか私も「のだめ式」が行けそうな気がしてきました。
しかし、肝心の気力にまるっきり自信がないので、「土神と狐」か、いっそ「やまなし」あたりから手を付けるのが良いかもしれないなと思いました(それすら私にとっては相当チャレンジングな試みです)。あるいは「やまなし」ぐらいだったら、論語の素読のように、最初に文章を暗記してしまい、後から意味がついてくるという方式もあるかもしれませんね。

_ S.U ― 2014年01月03日 16時48分26秒

>「やまなし」
そうですね。とりあえず、「いずれは全部読む」ということにしておいて、手のつけやすいのから始めてみるのも手かもしれません。
 クラムボンとは何ぞやという註も載っていて楽しいですね。

_ 玉青 ― 2014年01月04日 12時48分51秒

簡単にできるところからと思って、イタリア語訳「やまなし」の冒頭部分をグーグルに英訳してもらうところから始めてみました。イタリア語を音声で読み上げてくれたり、あれは便利なものですね。
でも、日本語に戻したらどうなるのだろうとか、日本語の原文をイタリア語訳したらとか、おかしな日本語を変な発音で読み上げさせて馬鹿笑いしたり、いろいろ気が散ってなかなか前に進みません。

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