螺旋蒐集(5)…透明螺旋体 ― 2014年01月02日 10時48分20秒
先ほどまで黒雲が空を覆っていました。
北の地方では大雪に警戒するよう、ニュースは伝えています。
せめて三が日ぐらい…と思いますが、自然には自然のリズムがあるのでしょう。
北の地方では大雪に警戒するよう、ニュースは伝えています。
せめて三が日ぐらい…と思いますが、自然には自然のリズムがあるのでしょう。
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ふと、ガラスでできた巻貝があったらいいなと思いました。殻を打ち欠くような無粋な真似をしなくても、その螺旋全体を見通せる透き通った貝が。
この世のどこかにきっとあるはず…と思って探したら、ありました。
透明な貝と、海の記憶を宿したパープルの貝。
(最長の差し渡しは、それぞれ約8cmと5cm)
これらは単なるオブジェではなく、ある実用的な目的のために作られました。
それは飼育ヤドカリ用の「擬貝」です。
私は今回初めて知りましたが、数年前、こういう↑画像がネット上で話題になったことがあるそうです。その秘めた私生活が丸見えとなり、しかも普通の貝より重いという、ヤドカリにとってはいくぶん迷惑な話なのですが、趣向としては面白く、単に手元に置いて眺めるだけでも愉しいひと品。
(Double Spirals)
以前、宇宙を覆いつくす巨大な螺旋のイメージについて語りましたが、こんなふうに「2つの螺旋」を並べてみると、ちょっとそれらしく感じられます。(背景は、リック天文台が出した写真集『Publications of the Lick Observatory Vol.8: Nebulae and Clusters』(1908)より、しし座の渦巻き銀河M65)
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このガラスの貝は、米国バーモント州のRobert DuGrenier さんが手作りしています。
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