青い宇宙を翔ぶ2014年01月16日 22時55分49秒

この時期、ちらちら白いものが舞うと、鴨沢祐仁氏のことを思い出します。
氏は孤独死されたので、正確な忌日は不明ですが、推定2008年1月12日没。
早いもので、今年はもう七回忌です。

先日、天文ゲームの話題があったので、鴨沢氏やクシー君が好みそうなゲームを、お供えとして載せておきます。


フリドリンの宇宙旅行ゲーム。
フリドリンは、1920年代のドイツ語圏で絶大な人気を誇った少年雑誌「愉快なフリドリン」のタイトルロゴとなったキャラクターで、イルカ号に乗って縦横に飛び回る人物として造形されています。


このゲームは同誌の版元 Ullstein 社が出したもので、外袋の裏を見ると、他にもいろいろゲームが出ている中、これはその第1作。袋絵とゲーム盤のデザインは、同誌に漫画を連載していたフェルディナント・バーログ(1895-1955)が手掛けました。


イルカ号を駆って空をゆくフリドリン。


ゲーム用の駒とか、カードとか、他にも付属品があったように思いますが、今残っているのは、外袋とこのボードのみです。
明るく輝く星々と、その背後に広がる青い宇宙。この石版で刷った青色が、何ともいいですね。

   ★

冬の星座が木々の梢越しに震える晩、赤々と燃えるコメットクラブの暖炉脇に陣取り、こんどクシー君や鴨沢氏とこれで遊んでみようと思います。

【参考】
■「愉快なフリドリン」誌について
 http://members.aon.at/zeitlupe/derheiterefridolin.html
■フェルディナント・バーログについて
 http://www.lambiek.net/artists/b/barlog_ferdinand.htm

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