愛しのツィオルコフスキー(3) ― 2014年08月28日 06時40分45秒
1964年発行のマッチラベル。ツィオルコフスキーをテーマにしたシリーズもの。
旧ソ連時代は、マッチラベルがプロパガンダのメディアとなり、無数のシリーズが作られました。西側世界のチョコカードやシガレットカードと同様、今やそのコレクターも多いようです。
ツィオルコフスキーには、偉大なロケット工学の父…という顔のほかに、その飾らないキャラ自体が敬愛された部分があります。
自転車にまたがり、子供たちを教え諭す優しい老先生…のイメージ。
手にした漏斗(ロート)のようなものは、ツィオルコフスキーのイコンに欠かせないもので、一種の補聴器です。彼は子供の頃の病気によって、聴力に障害が残りましたが、まったく聞こえなくなったわけではなく、こういう補助具があれば人の話を聞き取ることができたようです。
髭の立派な人がなんとなくうらやましい。
(この項つづく)
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