ささやかな経験値 ― 2014年09月16日 20時52分34秒
今から4~5年前、ブルガリアの星図というのを買いました。
黒字に渋い青藍の星座絵、さらにオレンジの文字という美しい配色で、微妙なかすれも味になっていて、なかなか良いものだと思いました。
時代も何もまったく不明ですが、全体の様子は星座早見盤そのものなので、たぶん組み立て工程前の、デッドストック品なのだろうと、そのときは想像しました。
欄外余白に、印刷の際の位置合わせの「トンボ記号」が見えるのも、これが半完成品であることを示しているようでした。
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この星図を思い出したのは、最近、eBayでその完成形態を見たからです。
上はその販売用の参考写真で、出品されていたのは、さらにこれが破損している品だったので、入札はしませんでしたが、これを見て、「ああ、やっぱり」と心がスッキリしました。
一つのことを長い間続けていると、いろいろな経験をするものですね。
人生を歩む上では何の役にも立たない知識ですが、これも「亀の甲より年の劫」と言って言えないことはないでしょう。
(なお、この星座早見は時代的には1940年頃のものだそうです)。
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