インターメディアテクを、なおいっそう振起せん(前編)2014年10月14日 06時52分50秒

東京に行く用事があると、たいてい帰りに、東京駅近くのインターメディアテク(IMT)に寄ることになります。もちろん、IMTも悪くないですが、しかし、皆さんあそこに不満はないですか?

私には若干不満があります。
その最大のものは、ミュージアム・ショップの貧弱さです。

行くたびにショップを覗くのですが、何だかあまりIMTとは関係なさそうな工芸品が、尋常でない価格で売られていて、結局、絵葉書ぐらいしか買う物がありません。あの有様は、とても本気でやっているとは思えませんし、いつも残念に思います。

もちろん、平凡社から出ている、図録兼用の書籍『インターメディアテク―東京大学学術標本コレクション』(西野嘉章編)は、1,800円という値段からすると、驚くほどの図版と情報量を含み、あれを1冊買えば、IMT土産としては十分ですが、その分、他のグッズが見劣りすること甚だしいものがあります。



そこで、私なりに考えました。
IMTのムードを損ねることなく、しかもリーズナブルで、万人に喜ばれるものを。
これはぜひ西野館長に進言申上げ、そして、私自身も手にしたいです。

(この項つづく)