黒い星図…ゴールドバッハ『最新星図帳』(4)2014年11月14日 06時35分34秒

昨日とは別の星図も見てみます。



ぎょしゃ座付近の左右見開き。その細部を拡大してみます。



文字がつぶれがちなのは、黒地に白の宿命で、たぶん原本も同じでしょう。
それでも、天の川の小さな点刻もしっかり出ていますし、この辺は原本の表現力を十分に再現できていると思います。


欄外に旧蔵者が押したらしいスタンプ。キリル文字ですが、詳細は不明。なお、スタンプが押されているのはここだけです。


星図の裏はすべて白紙ですが、その白紙部分もすべて撮影して、きっちり再現しています。

   ★

というわけで、ドッペルマイヤーに続き、ゴールドバッハの星図帳を見ました。
繰り返しになりますが、アルビレオ出版は本当にいい仕事をしたと思います。
第3弾の告知はまだですが、その出版が待ち遠しいです。(アルビレオ出版は、趣味的な個人出版社なので、やめようと思えばすぐにやめられます。ユリウス社長の気力、体力、資金力が、ぜひ持続しますように。)