博物サロン2015年01月09日 23時26分10秒

キャビネットには博物標本が並び、博物画がチェストにあふれ、その他数限りもない奇想の品々が目を驚かせる、名古屋伏見のアンティーク・ショップ、antique Salonさん。

昨秋店舗にお邪魔して、店主の市さんといろいろ話し込んでいたとき、フジイキョウコさんの「鉱物BAR」のことが話題に出て、そこから「博物BARなんてどうです?」という話になり、ひとしきり盛り上がりました。そして、それは一時の話柄に終わらず、大きな果実を生みました。

市さんは、その後すぐに博物系の品揃えで知られる全国のお店に連絡を取られ、各店合同のイベントを企画されたのでした。名付けて「博物蒐集家の応接間
この稀代のイベントが、いよいよ今月末から始まります。(それにしても、市さんの実行力たるや、まことに驚くばかりです。)


博物蒐集家の応接間 Salon d’histoire naturelle
○会期 2015年1月31日(土)~2月8日(日) 12:00~19:00
      ※2月4日(水)、5日(木)は定休日
○会場 antique Salon
     名古屋市中区錦2-5-29 えびすビルパート1 2階
     最寄り駅 地下鉄東山線・伏見駅 
     MAPはコチラ http://salon-interior.jp/about/
○参加骨董店 (順不同/カッコ内は今回の主要出品分野)
     神戸・Landschapboek(標本)、京都・Lagado研究所(天文)、
     長野・メルキュール骨董店(天文)、東京・dubhe(博物画)、
     東京・piika(植物標本)、名古屋・antique Salon(標本・剥製)
○特設サイト http://ameblo.jp/salon-histoire-naturelle/

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そして応接間の名にふさわしく、初日の午後4時からはオープニング・レセプションとして、各店のオーナー氏が、秘蔵の品を前にして、それぞれの美学や思いを語られる「第1回 博物サロン」が予定されています。

昨秋からの経緯により、この博物サロンには私もオミソで加わっていますが、それはさておき、お酒を飲みながら博物趣味を堪能できるとは、なんと素敵なひとときではないでしょうか。私のように、日ごろ日常に埋没している者にとって、博物趣味や理科趣味を、誰憚らず語り合える機会はめったにありません。これは多年の渇を癒やすものです。

ぜひ多くの方と素晴らしい出会いがありますように―

※なお、オープニング・レセプションは予約制(ドリンク付き1000円)とのことです。予約はantique Salonさん ichi@salon-interior.jp まで。