人との出会い、そして別れ2015年02月01日 11時10分56秒

昨日は良い時間を過ごしました。

名古屋のantique Salon さんで行われたイベント「博物蒐集家の応接間」に参加し、出展された各店主の方々と親しくお話をさせていただいたのをはじめ、懐かしい出会い、嬉しい出会い、思いがけぬ出会いが、たくさんありました。これまでネット上でしか言葉を交わしたことのない方とお目にかかると、いつも「リング」を地で行くような、不可思議な感覚を覚えます。

2次会まで参加し、ふと時計を見たらもう終電の時間になっていて、これは何かの間違いだろうと思いましたが、現実世界の時刻は実際その通りで、時間の流れる感覚がいつもとは明らかに違っていました。

また、事前にコメント欄で「ひょっとしたら賢治さんが来るかもしれないよ」と警告を受けていたのですが、それもまた事実となりました。昨日お目にかかった、賢治研究者のK氏。私の内なる声は、それが賢治氏ご当人であることを告げていました。少なくとも、賢治さんの魂が、K氏の現し身に受肉して来臨されたのは確かだと直覚しました。

いっぽうでは、お目にかかるのを楽しみにしていながら、すれ違いで終わってしまった方もいらっしゃいます。楽しみはまた後にとっておくことにします。

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私が温かい思い出とともに寝床の中にあったとき、賢治さんは、もう一人のケンジさんとともに再び遠いところに還られたことを知りました。その志と無念の思いにいっとき落涙しながら、またいつかどこかでお会いできることを祈っています。


ありがとうケンジさん。良い銀河の旅を。