憎らしい土星…土星キャラ立ち史(その5) ― 2015年03月21日 11時05分22秒
む、これは!!
「この項いったん中断」と言ったそばから何ですが、ネットを徘徊していて、衝撃の土星を見つけたので、画像を寸借して貼っておきます。
「この項いったん中断」と言ったそばから何ですが、ネットを徘徊していて、衝撃の土星を見つけたので、画像を寸借して貼っておきます。
2011年にアメリカのMorphy 社のオークションに出品され、600ドルで落札されたものだとか。上記ページには、詳しい商品説明がありませんが、いろいろ調べてみると、このラベルは、フィラデルフィアに大きなリトグラフ工場を構えた George Harris & Sons 社が刷ったもので、1880~90年代の品のようです。
それにしても憎々しい表情の土星ですね。
先日のドイツのチョコカードの土星も、紫煙で輪を作っていましたが、当時(19世紀末)は、煙草の煙と土星の輪っかをコミカルに結びつけたイメージの存在したことが窺えます。
先日のドイツのチョコカードの土星も、紫煙で輪を作っていましたが、当時(19世紀末)は、煙草の煙と土星の輪っかをコミカルに結びつけたイメージの存在したことが窺えます。
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なお、周囲の小球は当時見つかっていた8個の衛星を表現しているのでしょう。
「土星キャラ立ち史(序論)」(http://mononoke.asablo.jp/blog/2015/03/14/)に登場した、1823年発行の本には、7個の衛星が描かれていましたが、その後ヒぺリオンが1848年に発見され、土星の子供は8人になりました。さらに1899年にフェーベが加わったので、このリトグラフは、それ以前に刷られたものと想像が付き、上の推測とも符合します。
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