続・植物学講義 ― 2016年02月10日 07時04分07秒
前回のおまけ。
同じ場面を写した別の絵葉書。
キャプションも同じなら、写っている人物も一緒です(前回の2枚目、3枚目の画像と見比べてください)。
左手は、ちょっとポーズを作る、例の講師役の先生。
大小の壜、解剖用具、顕微鏡、紙片などが無造作に散らばっている机上の有様に、おのずと理科室趣味が漂います。
★
100年前に、パリの一角で切り取られた風景。
こちらに視線を向けている人々に、こうしてジッと視線を返していると、名も知らぬ彼らの日常、彼らの心模様、彼らの人生がぼんやり想像されて、ちょっと妙な気分になります。
こちらに視線を向けている人々に、こうしてジッと視線を返していると、名も知らぬ彼らの日常、彼らの心模様、彼らの人生がぼんやり想像されて、ちょっと妙な気分になります。
そして、「今書いているこの文章を、ひょっとしたら100年後の人が目にして、何やら感慨にふけることもあるのではないか…」という居心地の悪さも同時に感じます。
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