タルホ的なるもの…グラスマーカー ― 2016年05月09日 21時20分43秒
このブログで取り上げるのは、ある意味、ことごとく「タルホ的なもの」です。
それでも強いてタイトルとするからには、ふだんあまり取り上げないような、理科趣味とは縁遠いもので、それでもやっぱりタルホ的と感じられるものを、載せようと思います。
それでも強いてタイトルとするからには、ふだんあまり取り上げないような、理科趣味とは縁遠いもので、それでもやっぱりタルホ的と感じられるものを、載せようと思います。
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たとえば、このトランプを模したグラスマーカーのセット。
これは去年、神戸のランスハップブックさんで、「第3回 博物蒐集家の応接間」(※)が開催されたとき、サイドストーリーとして仕組んだ「シクハード氏の夢」に登場済みですが、ブログの記事で取り上げるのは初めてです。
グラスマーカーというのは、パーティーの席で、グラスの取り違えが起きないよう、各自のグラスの目印にする小道具。
この品の場合、トランプ柄のチップを、グラスの縁に挟んで目印とするもので、裏面もちゃんとトランプ風のチェッカー模様になっているところが洒落ています。
さらに、その置き台がポーカーテーブルのデザインになっているところが、また「カッコイイ」と思いました。この9cm角の小さなテーブルに、さらに小さなマーカーが並んでいる様は、渋さと愛らしさが混和して、実に良い感じです。
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現実の足穂氏は知らず、タルホ的キャラクター、特に『一千一秒物語』あたりに出てくる人物は、月夜のバーでグラス片手にポーカーに興じているイメージがあって、その辺で、この品とタルホ的な世界はつながってきます。
まあ、足穂氏のいうダンディズムは、享楽とはおよそ対照的な、もっと人生の辛酸をなめ尽くした末に漂うものかもしれませんが、それにしたって、このグラスマーカーは、それほど野暮な品ではなかろうという気がします。
この品、あまり素性がはっきりしませんが、おそらく20世紀前半のフランス製。
テーブルの脚に、「A.L.Déposé」という文字が見え、メーカー名かと思いますが、詳細は不明です。
テーブルの脚に、「A.L.Déposé」という文字が見え、メーカー名かと思いますが、詳細は不明です。
(※)間もなく「第4回 博物蒐集家の応接間」が、東京で開催の予定。今回は「赤坂蚤の市」のサブイベントになります。
■日 時 2016年5月22日(日) 11:00~17:00
■場 所 ARK HILLS アーク・カラヤン広場
■参加ショップ antique Salon(主催&企画)、Landschapboek、duhbe、piika、
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メルキュール骨董店
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