Around the Shelves2016年06月05日 15時34分01秒

さて、何を書こうかな…と、ちょっと筆が止まっています。

あれも書きたいし、これも書きたい。でも、あれもつまらないし、これもつまらない。
そんな風に気持ちが中途半端で、なかなか文字が書けないときがあって、今もそんな感じです。もちろん、何の義務も課せられてない個人のブログですから、書けなければ、書かなければいいのですが、何かこうモヤモヤします。

   ★

何かモノについて書くときは、最近手に入れたモノをまず取り上げたい気がします。それは、買ったときの感興がまだ湯気を立てており、書こうというモチベーションが働きやすいのと、モノ自体のデータが記憶に残っているので、文字にしやすいからでしょう。

これが昔手に入れたモノだと、何だか正体が分からなかったり、正体は分かっても、時代や国やメーカーなどの詳細を忘れていて、改めて一から調べ直さないと書けないので、なんだか面倒です。それに時間が経つうちに、モノが背景に溶け込んで「無徴化」し、そもそもその存在すら意識に上らないことも多いです。

だから、書くべきモノはたくさんあっても、上のような次第で、実際とりかかるとなると、心理的ハードルが高いです。でも、このままだと棚も頭の中も未整理のまま、モノだけが堆積していくので、この際脈絡は無視して、無理にでも書いた方がいいのです。

そういえば、この4月にも一時そういう気持ちになって、棚のモノを手当たり次第記事にしていたのを思い出しました。あの試みは、例の熊本地震で中断したまま、さっきまで忘れていたので、実にお粗末な記憶力です。これはやっぱり書けるうちに書いておいた方が良さそうです。

   ★

(Domenico Remps 作のだまし絵 『好奇心のキャビネット』、17世紀後半)

というわけで、再び棚を徘徊します。

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