月を想う2016年11月15日 20時28分07秒

夕べは湯船の中で、降り続く雨の音に、じっと耳を澄ませていました。
それはそれで心の落ち着くひと時でしたが、話題のスーパームーンは、ぼんやり想像するほかありませんでした。

今宵はと言えば、雲を透かして、ぼんやりとした月影が隣家の屋根越しに見えます。
そんな折柄、満月の話題です。

   ★

先日、満月にちなむものを見付けました。
といって、それは特段目新しいものではなく、最近の記事で既に言及したものです。
すなわち、ウォレン・デ・ラ・ルーの月のステレオ写真。

先日登場したのは、半月の頃合の、紙焼きのステレオ写真でした(http://mononoke.asablo.jp/blog/2016/10/25/)。

(画像再掲)

その翌日の記事で触れたように(http://mononoke.asablo.jp/blog/2016/10/26/)、このデ・ラ・ルーの写真には、ガラススライド式のものもあって、透過光で覗き見る月の表情はいっそう幻想味に富むだろう…と想像されました。

とは言え、ガラス・スライド式の品は、紙焼きタイプよりもさらに数が少ないようで、その実物を目にしたことは、これまでありませんでした。

しかし、です。
世の中には不思議なタイミングというのがあって(皆さんも経験があるでしょう)、デ・ラ・ルーのことを話題にした直後、偶然にも1枚だけ売りに出ているのを見つけました。そして、それこそが満月を写した1枚だったのです。


上の写真はその「裏側」。
実は、この品にはある「秘密」が伴うのですが、その秘密と、表側の表情はまた次回に。

(もったいぶって、この項つづく)