表明2017年06月13日 22時22分09秒

この時期にカエルの腑分けの話ばかりしていると、腑抜けと思われるかもしれないので、あえて表明します。私の考えは、これまで折に触れて書いてきたので、今さら感もありますが、今日は「閑語」ではなく、「天文古玩」として正式に述べます。

「天文古玩」の管理人として、共謀罪にはきっぱりと反対です。
それは「天文古玩」の基本精神である、<呑気、自由、大らかさ>にそむくものです。

コメント

_ Nakamori ― 2017年06月14日 18時20分42秒

一読者として管理人さんの表明を支持します。

現在でも権力を有する者に対して、法律の恣意的な解釈を許していますが、憲法違反と感じることが多いです。健全な司法への期待は淡いですかね。

及び腰なメディアを見るにつけ、微力ではあるのでしょうが、草の根的な世論の火種もその重要性を増していると感じています。いつもストレートな閑話休題、心強く感じております。

_ S.U ― 2017年06月14日 19時02分46秒

私も蛙の腑分けにだいぶ荷担してしまいましたので、ここは玉青さんのご支援を兼ねて、私も共謀罪法案への反対を表明させていただきます。

 いくらテロが恐くても他人の権利を侵害してはいけません。人権に関する憲法の明文は守らないといけませんね。

憲法第19条:思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。
憲法第21条:集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
憲法第23条:学問の自由は、これを保障する。

 共謀罪の捜査活動が、これらの憲法条文を侵さずに成立するとは、私にはとうてい思えません。
 さらに、こういう権利の侵害には対抗しないといけないということまで、憲法には書かれています。

憲法第12条:この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。

 「不断の努力によって保持」ですよ。玉青さん流に言うと、不断の努力で<呑気、自由、大らかさ>の精神を守らないといけないのです。これは日本人が書いた文言で、マッカーサー草案には「不断の監視により確保」としかありません。日本人が憲法に書いたのだから仕方ありません。

 憲法は、「不断の努力」の方法については書いていません。言論、執筆活動等いろいろありますから特定できませんが、憲法が中心においている行動方法は自ずと明らかです。それは「国会議員の選挙」です。憲法の前文のはじめの1行を見ただけでわかります。平たく言えば、そういう権利侵害に荷担する政治家は選挙で落とせということです。憲法に書いてあるのだから仕方ありません。

_ 玉青 ― 2017年06月15日 06時59分35秒

Nakamoriさま、S.Uさま

ご支持をいただきありがとうございます。
真に心強く思います。

それにしても無茶苦茶な世の中になってしまいましたねえ。
3.11以降の日本は、民主主義の稀有な実験場と化した観があり、でんじろう先生の実験に目を輝かす子供よろしく、この間の推移に目を見張ってきましたが、さすがに辛さが募ってきました。でも、目を逸らすことはせず、今後の帰趨を見守りたいと思います。
でんじろう先生の実験だと、あっと驚くサプライズが待っていたりしますが、民主主義の実験の方は、さてどうなるでしょうね。

なお、S.Uさんには蛙へのコメントも頂戴していますが、そちらは蛙再開時にお返事いたしたく、どうぞよろしくお願いいたします。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック