THE MOON, Real & Decorative2017年11月29日 07時20分16秒

時代はよく分かりませんが、古い月のブローチを見つけました。


差し渡し約3cmの、かわいらしいサイズ。
銀製で、しかもムーンストーンがはめ込まれている点が、いかにも月らしいと思いました。


三日月の外縁部は、いぶし加工が施されているので、光の当たる角度によって、こんなふうに「黒い月」にも見えます。

(裏面)

月をかたどったブローチは、それこそ星の数ほどあるでしょうが、このブローチにいたく心を惹かれたのは、上に述べたような理由のほか、このデザインそのものに「これは!」と思うものがあったからです。


ムーンストーン、アメシスト、オパール、そして銀の小粒が並ぶ月の内縁部。
デザイナーがどこまで自覚的だったかは不明ですが、この部分の表現が、いかにも月の欠け際に大小のクレーターが居並ぶ光景に思えて、「これぞ迫真性と装飾性を兼ね備えた、月ブローチの優品だ!」と、勝手に盛り上がった…というわけです。

まあ、単に私の独り相撲かもしれないんですが、それを差し引いても、このブローチはなかなか美しいと思います。


コメント

_ S.U ― 2017年11月29日 14時14分38秒

>これぞ迫真性

 言われてみると、月の欠け際を小望遠鏡で見ると、クレーターの美しい斜面の内壁は宝石のようかもしれません。すばらしいですね。

_ Nakamori ― 2017年11月30日 09時31分52秒

きっとデザイナー氏も月の欠け際の美しさを表現されたのでしょうね。宝石が埋め込まれた部分の周辺にも小さな玉が二つ三つデザインされていて、小さなクレーターを想起させます。

しかし、それに気がつく玉青さんも素晴らしい!

_ 玉青 ― 2017年11月30日 21時16分48秒

S.Uさま、Nakamoriさま

ありがとうございます。
コメントを拝見していたら、だんだんクレーター以外には見えなくなってきました。
もうこれはクレーターで決定にしましょう。(^J^)

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