黒猫のしっぽ ― 2018年01月13日 17時37分36秒
ときどき「タルホ的なるもの」が無性に欲しくなります。
たとえば、壁に影を落とし、みどりの眼を光らせる黒猫。
こんなのをそっとつかまえて、いきなり鋏でしっぽを切ったりするのは、いかにも乱暴ですが、タルホ界の住人は、時折わけもなくそんなことをします。
上の品は、ロンドンで生まれた「The Lucky Ringtail Cat Puzzle」。
19世紀の終わりから1960年代まで、こういう他愛ないミニゲームを無数に作り出した「ジャーネット社(R. Journet & Co)」の製品で、時代的には1920~30年代頃のものでしょう。
心優しい私としては、あまり無体なことはせず、しっぽに輪っかをヒョイと引っかけるだけで堪忍してやることにします。でも、輪を引っかけるのにも作法があって、赤・白・青の順に掛けないといけなくて、これが結構むずかしいです。(イライラが高じると、思わず鋏を手にしかねないので、こういうのはあまり真剣になるのは禁物です。)
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