大きな家、小さな家2019年10月12日 08時03分23秒

すっかり沈黙していますが、以前も書いた自宅の改修は依然続いていて、来週から屋根と外壁の塗装に入ります。台風が迫る中、急いで組んだ足場がもつかどうか、若干心配です。

この間の心模様を書くと、いろいろ荷物を整理する中で、押入れの奥から昔買った皿とか、江戸おもちゃとかを発掘して、それらを見ているうちに、だんだん和の世界に魅かれて、天文趣味は脇に置いて、このところ和骨董ばかり見ていました。そんなわけで「天文古玩」もお休みでしたが、あまり脇道に入っても、“虻蜂取らず”になるので、またこちらの世界に戻ってこなければなりません。

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さて、自宅の改修といえば、今日驚きの話題に接しました。

誰の自宅かといえば、学者一家としてのハーシェル家2代目、ジョン・ハーシェル(Sir John Frederick William Herschel, 1792-1871)のそれです。彼の旧居「コリングウッド・ハウス」が、現在売りに出ていて、その不動産広告を見ると、外部は昔のままですが、内部はだいぶリノベーションされていて、いろいろな意味でスゴイと思ったのでした。

Peter Broughtonさんによる、天文学史のメーリングリストへの投稿文を、そのまま適当訳して転載すると―

 「皆さん、こんにちは。皆さんの中で、ポンと400万ポンド出せる方はいらっしゃいませんか?どうやらジョン・ハーシェル卿の家、「コリングウッド」が、売りに出ているようなのです。以下をご覧ください。
 https://fivestar.ie/luxury-property-sales/collingwood-house/
あるいは、“Collingwood Hawkhurst Kent”でググっていただければ、より詳細がお分かりになるでしょう。まあ、この大邸宅を買うというアイデアを、現実のものと考えるかどうかはともかく、ヴァーチャルツアーだけでもお楽しみください!」

(上記リンク先ページより)

いやあ、繰り返しますがスゴイですね。
400万ポンドというのは、グーグル曰く、今日現在のレートで5億4,839万円なり。
もちろん絶対的には高いですが、モノの価値を考慮した場合、相対的には安いのかもしれません。せめて5億円値引いてくれたら…、さらに4千万円値引いてくれたら、ローンを組んでもいいと思いました。

   ★

しかしですね、この広壮な館とみすぼらしい我が家を比較した場合、私にとっては、やっぱり我が家の方がくつろげるし、愛着が持てるというのが話の味噌です。それは、私がジョン・ハーシェルになりたいか?と聞かれれば、やっぱり今の私のままでいたいと思うのと同じです。たとえみすぼらしくても、我が家も、私という人間も、私自身がこれまでいろいろな選択を重ねて作り上げた、かけがえのない存在だからです。

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なお、コリングウッド・ハウスの来歴については、日本ハーシェル協会のサイトに紹介記事があります。

■ハーシェル関連史料:コリングウッド、むかしといま


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