閑語…風雅の技法2020年05月15日 18時26分49秒

私のツイッターのアカウント(https://twitter.com/astrocurio1)は、ブログ更新の自動通知用で、ツイッター固有のつぶやきというのはなかったんですが、ここに来てさすがに腹に据えかねたので、今週になって3回だけつぶやきました。ここではいつもと順序を逆にして、それをブログの方に転記しておきます。

1つめは5月10日です。

 無理が通れば道理が引っ込むのはまっぴらです。
 #検察庁法改正案に抗議します

2つめは5月12日。

 言うべき言葉を知りませんが、
 あえて言えば
 「薄汚い」
 あえて言えば
 「火事場泥棒の上に、盗っ人猛々しい」
 あえて言えば
 「破廉恥きわまりない」
 #検察庁法改正案に抗議します 
 破廉恥すぎる。

そして3つ目は今日、5月15日でした。

 これ人道に外れ、天道をも畏れぬ所業と申すべく、
 奸佞邪知の輩、天網の逃れ難きを知らざるか。。。
 #検察庁法改正案の強行採決に反対します

   ★

いずれも掛値なしの正直な気持ちですが、つづめると「破廉恥」の一語に集約されます。私に他人のことをとやかく言う資格はありません。でも、少なくとも政を司る者には、それ相応の規矩が自ずとあるべきで、あまりと言えばあんまりです。

   ★

自分にないものに憧れるのは人の常。
私も廉恥心に欠けるからこそ、それを大いに涵養すべく、たまたまデパートの催事コーナーで見つけた、以下の印章を落款印として用いています。


「玉潔冰清(ぎょっけつひょうせい)」

訓みは「玉のごとく潔く、氷のごとく清らかなり」ということで、君子の心を、透き通った玉と氷に喩えた語句です。…というと、ますます私の濁った心からは遠ざかっていきますが、その最初の文字と最後の旁(つくり)をつなぐと、そこに「玉青」の名が浮かび上がるではありませんか。

牽強でも何でも、ここは君子にあやかって、気分だけでも大いに清廉の気を吐いて、奸佞に抗おうと思います。(印章の背景は竹林七賢図の拓本)