小さな町に彗星が降る ― 2020年07月30日 07時17分54秒
もうじき7月も終わり。
今月はネオワイズ彗星の話題で、星好きの人たちは盛り上がっていましたが、いかんせん曇天続きですし、町中から鮮やかに見えるほどではなかったので、私は結局目にすることができませんでした。その代わり、小さな画面にその姿を偲んでみます。
家並みの上に広がる漆黒の空。そこを音もなく飛ぶ彗星。
指輪をする習慣はありませんが、その静かな光景に魅かれるものがありました。
オニキスに人造オパールを象嵌したもので、ナバホ族の人の「インディアン・ジュエリー」から派生した現代の作品と聞きました。したがって、モチーフとなっているのも、アメリカ南西部の伝統集落(プエブロ)らしいのですが、そこまで限定することなく、どこか「心の中にある小さな町」と見ておきたいです。
★
それにしても、疫病と長雨続きの中、昔の人なら彗星を凶兆として大いに恐れたでしょう。そこはやっぱり世の中が開けたのかな…と思います。願わくは、そうした難事に処するための方策の方も、十分賢にして明なものであってほしいです。
コメント
_ S.U ― 2020年08月01日 09時54分32秒
_ 玉青 ― 2020年08月02日 07時30分00秒
私も全く以て不案内なんですが、総称すると「Indian Jewelry」とか「Navajo Jewelry」でしょうか。類例は「navajo jewelry pueblo inlay」で検索するといろいと出てきます。
_ S.U ― 2020年08月02日 18時36分51秒
ありがとうございます。家々の上に星が出ている作品はけっこうありますね。微妙に違う雰囲気のがいろいろあって私もほしくなりました。
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7月19日と21日にネオワイズ彗星を双眼鏡で見ました。我が家からは、近くの白い集合住宅ビルの上に、上向きにシッポを引いて見え、ちょうどこの絵のような感じでした。