蘇生濫造2021年09月26日 08時36分46秒

未明から雨。雨音に目が覚めて、そのまま暗い中でじっとしていたら、雨にも負けずコオロギが鳴いているのに気づきました。「天地の間に我とコオロギと雨のみ是有り」というような、何となく昔の文人めいた思いがきざして、こういうのをさらさらと漢詩に詠めたら本当の文人なのでしょうが、そうした素養のないことを残念に思います。

   ★

さて、今日は内容のない雑談です(いつも雑談です)。

このブログの「About」欄を見ると、「2018.7.14を以て通常営業を終了しました」と書いてあります。これは一体なんだろう?と、我ながら気になりました。

もちろん自分で書いたので、これを書いた時の気分は覚えています。
要するに、これからは更新も不定期になるし、ひょっとしたら放置しっぱなしになるかもしれない、でも「通常営業」ではないのだから、放置しっぱなしでも構わんだろう…というような、何となくやさぐれた気分です。そこに若干不健全なものを感じるわけですが、当時は正直疲れていたので、自分で自分に同情します。

でもそうなると、今こうして書いているのは一体何だろう?「特別営業」かな?
…と考えると、端的に言って「通常営業」と何も変わらないので、こういう意味のない看板は下ろした方がいいんじゃないかと思い直しました。一昔前のいつも閉店セールをやっている家具屋とかパチンコ屋とかを連想するからです。

というわけで、この【付記】は明日以降、削除します。
「復活」というほど大袈裟なものではなくて、ちょっとしたかさぶたが取れた感じです。

(”After The Rain On Terrace” by Maria_Pella)

コメント

_ S.U ― 2021年09月27日 17時21分48秒

「特別営業」→「通常営業」、これは、日常が帰ってきたとすれば、目出度いことでありますね。

 でも、「特別営業」を「常在戦場」の心構えと見なし、あるいは兼好法師の「我等が生死の到来、ただ今にもやあらん」、木枯し紋次郎の「棺桶に片足突っ込んでいないお人など一人もいねえのではござんせんかい」の境地と思えば、「やさぐれた」とは逆に「緊張感みなぎる」心持ちに思っておりました。

_ 玉青 ― 2021年09月27日 20時18分41秒

>常在戦場

いやあ、これは大変なことになってきましたね(笑)。
聞くところによると、弓の弦にしても、ギターの弦にしても、張りっぱなしは良くないそうで、ましてや単なる「お楽しみブログ」を書くのに、緊張感は一切不要ですから、ここは大いに脱力を旨として、閑談にお付き合いいただければと思います。

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