買える博物館 ― 2024年07月08日 05時57分56秒
炎暑の七夕。
それだけに空は快晴で、南東の空に織姫と彦星が明るく眺められました。南を向けば天のさそりが雄大に身をくねらせ、これぞ夏空という感じです。新暦の7月7日はたいてい雨にたたられますから、こんな風にスカッと二星を拝めたのは久しぶりじゃないでしょうか。でも東京の空はどうだったのか、願いが叶わなかったのは残念です。ちゃんと短冊に書いておけばよかった…。
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昨日、名古屋駅まで行く用事があり、ついでに「地球研究室」と「男の書斎」を久しぶりに覗いてきました。いずれも、東急ハンズ名古屋店(JR名古屋タカシマヤと同居しています)の10階にあるお店で、「地球研究室」は博物系グッズのショップ、「男の書斎」は書斎の机辺において楽しみたい渋めのセレクト雑貨を並べたお店です。
(「買える博物館」とは言い得て妙。https://ny-select.com/chiken/)
(両店舗のコンセプト。https://nagoya.hands.net/floor/selectcorner.html)
かつて名古屋には、栄地区に「東急ハンズANNEX店」というのもあって、そこにも理化学用品や博物系商品のコーナーがあり、一時はなかなか賑わっていたのですが、だんだん規模が縮小されて、ついにはANNEX店そのものがつぶれてしまいました(その後できた松坂屋店のことはひとまず脇におきます)。
東京では、池袋三省堂が鳴り物入りでオープンした「ナチュラルヒストリエ」が、事業撤退するという悲しい出来事もありましたし、博物系の常設店舗にとって今は冬の時代か…と思っていたので、「地球研究室」と「男の書斎」のその後の様子が気になりましたが、あにはからんや、いずれも老若男女のお客で大賑わいで、ほっと胸をなでおろしました(インバウンドのお客さんも多かったです)。
両店舗は一部コンセプトがかぶって感じられる部分もありますが、いずれもバイヤーの気合の入った良店舗で、商品構成によってはまだまだ博物系もいけるな…と思いました。まあ、別に私が経営者目線になる必要もないですが、一消費者としても、博物系のお店が元気で頑張っていることは、うれしく頼もしいことです。
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ささやかながら、「地球研究室」で購入したものがあります。
自分がそれを購入する気になったこと自体、嬉しい驚きでもあったので、そのことを書きます。
(この項つづく)
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