Snore or Die. ― 2024年10月08日 18時54分54秒
文字通りの身辺雑記。
最近とみに睡眠の質が良くないので、睡眠外来で検査入院してきました。
その結果を昨日聞いてきたんですが、結果は「軽度の睡眠時無呼吸症」でした。私の場合、完全に呼吸が止まることはないものの、頻繁に低呼吸の状態になっていて、そうなるとやっぱり睡眠時無呼吸の診断がつくんだそうです。「まあこの程度なら、CPAP(シーパップ。管から陽圧をかけて気道を強制拡張する治療法)は適応外なので、とりあえずマウスピースを作って様子を見ましょう。」…というお医者さんの話。
最近、仕事が捗らないのは、もっぱら齢のせいかと思っていましたが、睡眠の問題も大きかったようです。そのことが分かっただけでも良かったし、マウスピースでグッスリ眠れるなら、これは大いに試みる価値があります。さっそく歯科への紹介状を書いてもらいました。
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とはいえ、これまで私なりに努力もしてきました。
仰向け寝が良くないと聞けば、うつぶせ寝を練習して、それはだいぶ上手になりました。でも、うつぶせ寝はやっぱり少し苦しいので、寝ている途中で自然と上向きになってしまい、抜本的な解決には至りませんでした。
考えてみると、うつぶせ寝の苦しさは、身体の前面(ないし全面)で地球の重力を感じる経験でもあります。目を閉じて、その苦しさを味わっていると、「ああ、自分はいま地球に引っ張られているんだなあ」としみじみ感じます。そして、この重力こそが、寝ている間に私の舌根をひっぱって睡眠時低呼吸を引き起こす根本因でもあります。国際宇宙ステーションで暮らす宇宙飛行士は、たぶん気道閉塞型の無呼吸とは無縁でしょう。
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私の小さな舌根が地球の重心と引き合うとき、心臓は全身の酸素不足を解消しようと絶望的に鼓動し、酸素を断たれた脳は不思議な夢を生み出すわけですが、それもこれも巨大な質量の存在によって生じた時空のゆがみが原因であり、私の命脈はこの宇宙の基本構造にがっちり握られているだなんて、本当に信じがたい事実です。
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