雨は上がり、夜は明ける ― 2024年11月17日 07時03分11秒
前回の記事を受けて、さらに考えてみました。
私にとってブログを書くことは、畢竟「暇つぶし」なのです。
暇つぶしとは元々意味がないものであり、「意味がないから暇つぶしをやめよう」とはなりません。そして暇がつぶれて、しかも自分がその内容に満足できるならば、これぞ時間の使い方としては上の部であり、やっぱり書かないよりは書いた方が好いのです。
したがって、もし私がブログをやめるとしたら、そこに金銭が絡んだりして、暇つぶしにふさわしくない性質のものになったときか、他人の評価はともかく、自分自身でその内容に満足できなくなったとき、あるいは、つぶすべき暇(心身の余裕と言い換えてもいいです)が失われたときのいずれかでしょう。
★
言葉を替えると、ブログを書くことは、私にとって旅のようなものです。
この先に何が待っているかは、私にも分かりません。でも、分からないからこそ続ける意味があるのです。
加藤久仁生さんのショート・アニメーション連作『或る旅人の日記』(2013)のラストで、主人公のトートフ・ロドルが心の中でつぶやいた言葉。
「夜が明けた。
心地よい朝の光を浴びながら、私は地図を広げた。
この旅は、まだ続くのだ。」
心地よい朝の光を浴びながら、私は地図を広げた。
この旅は、まだ続くのだ。」
それを噛みしめながら、私も次の一歩を踏み出すことにします。
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