酷暑、熱死2026年07月23日 08時39分50秒

今週いっぱい、ことによると来週も、恐ろしい暑さが続きます。
地元名古屋では、今日も最高気温40度の予想。今年は「酷暑日」という気象用語が生まれ、ニュースでは嬉々として使われていますが、まったくいやはやです。


見苦しいごみ袋の写真で恐縮です。

昨日切ったシラカシの枝が、今朝見たら褐変していて驚きました。
別に枯れ枝を切ったわけではありません。昨日まで青々していた葉っぱが、一晩で茶色くなっていたのです。冬場だと剪定した枝も長期にわたって緑を保つのですが、酷暑のせいか「あっという間におじいさん」です。

意外の感に打たれた私は、性懲りもなくまたAIに聞いてみました。
AIの答を自分なりに咀嚼して書くと、こういうことだそうです。

まず、外気温の高さばかりでなく、葉っぱ自身の呼吸作用も加わることで、ビニール袋の中は非常な高温となり、これによって頑丈なシラカシの葉も一気に熱死。そして熱で細胞膜が壊れたことにより、細胞内のポリフェノールと酸化酵素が混ざり合い、空気中の酸素と反応して、リンゴの切り口が茶色くなるのと同じ仕組みで、全体が一気に褐変したわけです。


ビニール袋を側面から観察すると、褐変は主に袋の口近くで生じており、下の方は緑を保っています。高温状態と褐変との間には、ほかにも葉緑素と結びついたタンパク質の熱変性という要因も介在するのですが、青菜のおひたしが青々としているように、植物体の熱死は、それだけでは褐変の十分条件とはいえず、そこに酸化作用の伴なうことが重要なファクターであることが分かります。たぶん袋の下の方は低酸素状態になっていたのでしょう。

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まことに樫の葉にとっては災難でしたが、これと同じことが人間の身に降りかかると、大きな悲劇を生み、狭い空間に大勢の捕虜を押し込めたことによる大量死は、これまで何度も繰り返されています(たとえば1756年のベンガルで起こった悲劇や、1956年のアフリカ・コスチの悲劇など)。

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ところで、「酷」の部首は「酉」で、一般に「とりへん」と呼ばれますが、これは十二支の「酉」の読み方から借りたもので、本来は“酒壺”のかたちを表し、「酒」とか「酔」とか「酌」とか、お酒に関係した字に使われます。

では「酷」は?…と字書を引いたら、「形声。酉と、音符告コク(ひきしめる意→梏コク)とから成り、きゅっと口をひきしめさせるような味のこい酒の意を表わす。転じて「きびしい」の意に用いる。」とありました(小川環樹ほか偏『角川新字源』)。ですから、もともと「酷」自体に悪い意味はなくて、むしろ酒徒としては大いに慶ばしい字です。

熱死は御免こうむって、結句、この辺が酷暑との好ましい付き合い方ではないでしょうか。

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