東京天文台・初冬~定点撮影の試み(4) ― 2007年11月19日 21時23分07秒
何が何やら分らない写真で恐縮です。
一応、これが現在の「ゴーチェ子午環室」の姿なのですが、現場は藪になっていて、これ以上後ろに下がれません。絵葉書の撮影ポイントに立つことは断念せざるを得ませんでした。
当初の定点撮影の目的がまったく果たせていませんが、今昔の時の流れはよくわかりました。
建物自体は下の方がちょっと見えているだけですが、土台部分に亀裂のようなものが左右に走っているのが見えるでしょうか。昔の絵葉書でも、やっぱり同じ傷が見えます。実際には、ひび割れではなくて、表面のセメントが剥落した痕なのですが、この傷が80年前からそのままだと分ったのが、今回の発見でした。
80年間まったく補修がなされてないでんでしょうか。観測に支障がなければ、見てくれはどうでも良いという、天文屋の質実剛健な気風の表れなのかもしれません。
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