聖星夜2014年12月24日 06時30分45秒



 夜と昼が交錯する、不思議な明るさをたたえた空。
  ゆるやかな丘陵に、一人立つ樅の木。
   その上を音もなく飛ぶ、流星の白い軌跡。

私の好きな戸田勝久さんの絵葉書です。

氏の絵は、すぐれて具象的な中に、豊かな幻想性を盛った、透明感のある作風を特徴としますが、同時に氏は神戸の人であり、「星を売る店」や「星を造る人」など、足穂を題材にした作品を多く手がけられている点も、心を惹かれます。

上の絵葉書のタイトルは「GENTLE NIGHT」。
ベルリンのメーカーが発行したものです。

   ★

それではよいクリスマスを。

コメント

_ Kat ― 2014年12月28日 17時37分26秒

神戸のkatと申します。
時々ドアを開けてひっそりと訪問しては、
豊かな情緒に彩られたタルホや天文の果実を
味わってそっと辞去していました。
昨夜、拙画がイブの日の「天文古玩」に載っているとの友人からの
知らせにビックリ、訪問しました。
親しんでいる画面上の懐かしい作品に嬉しく、
月下の宿帳に落書きをして帰ります。
良き新年を!

_ 玉青 ― 2014年12月29日 11時14分50秒

このような田舎家に直々にご来駕賜わり、まこと恐懼至極に存じます。
ご覧のとおりのあばら家で、何の酒肴とてございませんが、足穂峠から星見が原にかけての眺めは、なかなか幽邃で好うございますから、ぜひ今後もご遊歩のおついでに、気軽にお立ち寄りいただければ嬉しゅうございます。離れは常にKat..様のために空けておきますので、お気に召すままご逗留くださいまし。

…と、驚きのあまり言葉使いもウロンになりましたが(笑)、本当に嬉しく且つ光栄です。
素晴らしい作品の数々、常々画集を手元に置いて鑑賞させていただいております。
新年を控え、一層のご活躍をお祈りするとともに、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。<(_ _)>

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