おまけ…百年の恋2015年03月04日 06時41分07秒

今回写真を撮っていて気が付いたのですが、前回ご紹介した四連絵葉書には、下の隅にこっそりメッセージが書かれていました。出歯亀よろしく他人の恋路をじろじろ眺めるのは余りに無作法…と思いつつも、やっぱり気になるものです。

でも、「Je…(ボクは…)」の続きが読めません。
読解できた方はこっそり教えてください。






コメント

_ S.U ― 2015年03月04日 19時30分50秒

ちょっとした疑問ですが、
これは、絵の面に切手が貼られていますね。
日本では非常識だと思いますが、(とくに恋文であり得ない?)、
あちらではこういうものなのでしょうか。

 文言は、フランス語のわからぬ私が、ミニマムボキャブラリで考えて、

Je -- t'aime -- Toi -- Amour

でどうでしょうか。これじゃ10語レベルのボキャ貧ですが(笑)。

_ 玉青 ― 2015年03月05日 07時13分57秒

あ、なるほど!ありがとうございます、きっとそれに違いありません。
3枚目が難読で、文脈を考えると「Je t’aime, Mon Amour」かもしれませんが、まあ無名氏の言わんとするのは、大方そんなところでしょう。

どうもこの無名氏は、策を弄するタイプなので、もっとヒネリの効いたことを言っているかと思いきや、意外に平凡なことを書き付けていますね。(でも、本当は達筆のくせに、わざわざミミズの這ったような字で、殊更読みにくく書いて意外性を狙ったりするところが、やっぱり小賢しい感じです・笑)。

時に切手の件ですが、初期の絵葉書には切手貼付欄がなかったので、どこに貼っても良かったみたいです。(もう10年ぐらいすると、宛名と通信欄が分離したり、切手貼付欄ができたり、絵葉書の体裁が整ってきます。)

_ S.U ― 2015年03月05日 21時27分44秒

切手の件について、興味深い事実をありがとうございます。
 万国郵便の旗艦たるフランスでそのような事情とは驚きました。後発国日本でも明治時代の絵はがきには切手を貼る場所が枠で印されていたのではないかと思います。官製葉書の普及度の影響によるのかもしれません。

 仮に、"Toi --Amour"が正しいとすると、意味が通るのでしょうか。「愛は君」とか「あなたへの愛」とか「君こそわが命」とか、私が子どもの頃に流行った歌の題名のような意味かなぁ。

_ 玉青 ― 2015年03月08日 10時24分36秒

手元の絵葉書を改めて見たら、表(絵柄のある方)に切手を貼ったものが何枚かありました。それが、なぜかみんなフランスの絵葉書で、カナダの絵葉書も1枚ありましたが、それもフランス(ないしフランス系)の人が書いたものでした。
私の貧弱な収集品ばかりでなく、林丈二さんの『西洋アンティーク絵葉書』という本を見たら、「絵が印刷されている側に切手が貼ってあるのが不思議ですが、フランスではこうした絵葉書がよく見られます」とあって、これはもうフランスの流儀なのでしょう。
先のコメントでは、時代的なことを理由に挙げましたが、ちゃんと切手欄ができた後も、わざわざ表面に貼る人がいて、これはけっこう強固な習慣だったようです(もちろん、フランスでもちゃんと裏面に貼るのが主流で、表面は少数派です)。

「Toi Amour」の件ですが、私のフランス語もやっぱりボキャブラリーが10語に満たないので、判然としません。何となく、Amourだけで「愛しの君」を表わすならば、「ボクは君を、君のことだけを愛してるよ、ハニー」みたいな(書いていて気恥ずかしいですが・笑)意味になるのかもしれませんが、どうなんでしょうね。

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