『星界の絵地図』(3)2006年02月24日 05時56分35秒

昨日の日食と対になる、こちらは月食の図です。

凍てつく冬の晩。村は一面の銀世界。上空はキリリと澄み渡り、星たちが明滅しています。
中天には、いまや皆既を迎えた赤銅色の月が懸かり、それを見上げて楽しそうに語らう親子の姿が見えます。

多色石版画による、空の深緑のグラデーションと、窓ごしのオレンジ色の灯影の対照が美しい。

こちらも全体に茶色味のまさった、渋い色調の画面です。