星座のスライド(3)2007年03月11日 10時08分47秒

昨日に続き、大熊座の絵。同一の描き手によるものでしょう。熊の表情も愛らしく、画面いっぱいに広がる星々が目に鮮やかです。

北の空と南の空の2大スター登場というわけで、オークションでは2枚ともかなりの競り合いとなりました。結果的に大熊座の方が倍以上高い価格で終了。今回は北の空に軍配が上がりました。

この辺がオークションの妙味というか、予測し難いところですが、やっぱりもう少し手前で競り落としたかった…。

デロールが来た!けれども…2007年03月12日 06時28分48秒

昨日、チャイムの音とともに、郵便屋さんが荷物を持って玄関に立っていました。送り主を見るとデロール!ついに来たか!!

以前の計画に従い(http://mononoke.asablo.jp/blog/2007/01/22/1129513
、2月に入ってから注文した品が、ひと月以上かかって、ついに極東の地に到達しました。

しかし……包みが妙に小さい。開梱したところ、届いたのは、4点頼んだ内の1点のみ。しかも、納品書等一切なく、まったく事情が分かりません。

そういえば、カスタマー登録するときも、国コードで日本を選択したのに、なぜか確認画面ではイタリアになっていたり、どうも今ひとつ仕事に信の置けぬ感じ。

むむむむ…。とりあえず、やんわりと苦言を呈しつつ、事実確認をしているところです。

寒い一日2007年03月13日 17時39分32秒

寒い。

仕事帰りには歯の根が合わないぐらいガチガチ震えながら帰ってきました。今シーズン風邪を引くのは、これで3度目か4度目だと思います。何と虚弱な。たぶん、年齢的な要因が大きいのでしょう。こんなふうに徐々に衰弱しながら、最後に燃え尽きるのでしょうか。

今日もゆっくり寝ます。

○付記:

デロールから返信がありました。「別便で送ったからもうじき届くでしょう」とのこと。まずはホッとしましたが、ちゃんと連絡してほしかった。それとデロールは連絡先のメールアドレスが、種々入り乱れていて、顧客担当やら、注文担当やら、麗々しく記されているのですが、ことごとく「配達不能」で戻って来てしまい、4つめのアドレスでやっとコンタクトできました。で、先方から届いた返事の送信アドレスがまた全然別。いったい何がどうなっているのか…?

<天文台の絵葉書+天文古書>のコレクター2007年03月15日 20時08分48秒


天文台の絵葉書コレクターが、世界中にどれだけいるのかは分かりませんが、少なくとも2人いることは確かです。

1人は私で、もう1人はバリーさんです。というか、何年か前にバリーさんのページを見て「あ、いいな」と思ったのが集め出したきっかけなので、一面識もない方ですが、バリーさんはありがたい先達です。

■Barry’s Web Page  http://users.erols.com/njastro/barry/

さらにバリーさんは、絵葉書の他に天文古書も蒐集しています。こちらは私もそれ以前からポツポツ買っていましたが、その方針と内容は大いに参考になりました。今でもコレクション形成の一つの目安にしています。

以下、バリーさんのコレクションのあらまし。

★★ 絵 葉 書 ★★

 「コレクション総数は現在700枚以上。内容は、世界中の天文台と望遠鏡を写したもの、それに日食や彗星のように特別なイベントを写したもの。収集範囲は1950年代以前のものに限定している。ただし1回きりのユニークな天文現象に関連する絵葉書はこの限りではない。コレクションの中には1900年以前のものも何枚かある。」
(Postcards のページにはサンプルが11枚載っています。)

★★ 天文古書 ★★

 「古書収集の目的は、現代の著者というフィルターを通さず、先人の考えにじかに触れ、その実相に迫ることである。現在、コレクションは、1561年から1930年代まで、約300冊から成るが、その多くは1800年代半ばのもの。天文学史における女性の存在にも興味があるので、女性の手になる著作(その内最も古いのは1797年刊のもの)や、当時の女性天文家についての伝記も収集している。」

…というもの。その詳しい内容は分かりませんが、量的には相当なものです。
天文絵葉書に限って言うと、eBayで釣り糸を垂れていれば、最初は順調にコレクションが増えて行きますが、しばらくすると、新しいものに出会う頻度が減ってきて頭打ちになるので、この700枚というのは、かなりの時間とコストをかけないと達成できないはずです。

私はその足元にも達しないというか、何とか足首ぐらいには達しているかもしれませんが、まだまだ膝頭までは遠い感じです。(内容更新がずっとされてないので、バリーさんは現在もっと先を歩まれているかも知れません。)

天気管2007年03月16日 06時38分21秒

冬も終わり、もうじき桜か…と思っていたら、今週は急に冷え込みました。風花も舞って、冬より冬らしい日が続きました。

そうなると俄然元気になるのが、この天気管です。

木枠に取り付けたガラス管の中に、白いモヤモヤしたものが写っていますが、これは樟脳の結晶です。

天気管というのは、この結晶の出来具合で天候を予測しようという器具で、ずいぶん歴史のあるものだそうですが(19世紀には一般化していた)、「当るか」というと、よく分かりません。

はっきり言えるのは、気温が急に下がった日には、巨大なスノーフレークのような、羽毛状の結晶が大量に析出することで、まあ、理屈からいって当然ですが、でも、白い「雪片」の堆積は寒さを実感させてくれますし、単純に見ていて楽しいです。

天気管については、販売も手がけている「雑貨屋パーム」さんのページに紹介があります。

■雑貨屋パーム http://www.suwa-co.jp/palm/
 (私はここでキットを買って作りましたが、現在は販売中止のようです。)

また、以下のサイトの「天気管資料館」のページにも詳しい紹介があります。

■天気管の謎 http://wishioka.hp.infoseek.co.jp/

天気管おまけ2007年03月17日 13時15分21秒

結晶のアップ。
実際はもっとくっきり、細やかに見えます。
(蛾の触角のようにも見えますね。)

続 天気管おまけ2007年03月18日 06時32分24秒


手元の天気管の裏側には、その読み取り方について、説明書が貼付されています。

続 天気管おまけ(つづき)2007年03月18日 06時35分48秒

説明書の下部には、製造元である「東京諏訪パアム商会」の名が。

もう、お分かりと思いますが、この説明書は私が手慰みに作ったもので、古色を付けて、それらしい雰囲気を出してみました。

説明の文言は、北海道の江差町教育委員会が所蔵している古い天気管に記されていた文章を、そっくり引用しています。全文は、雑貨屋パームさん(勝手に「商会」をでっちあげて済みません)のサイトで紹介されています。なかなかの名調子。
http://www.suwa-co.jp/palm/weather/esashi.htm

デロール顛末2007年03月19日 22時02分04秒

デロールの通販ですが、全然いけません。

あの後、残りの商品が届きましたが、3つあるべきはずの品が2つのみ。しかも、そのうちの1つは汚損品。

欠品についてはすぐ連絡しましたが、「確かに3つ送った」の一点張りで、詫びの一言もありません。「他の商品を新たに発注するので、それと一緒に送ってくれれば、余分な送料もかからないし、双方の利益にかなうのでは?」という、すこぶる紳士的な申し出も無視。

おそらく商品詐取をたくらむ不逞な東洋人、と思われているのでしょうが、まことに失礼千万な話です。

汚損品の方は以下のような状況。今回の3つの品は、デロール発行の博物画ポスターだったのですが、届いて驚いたことに、そのうちの1枚は異様に古いデッドストック品で、まあそれだけなら、むしろ味があっていいのですが、ただ、この品は用紙が粗悪で(全く腰のない、ペラペラの薄紙)、紙の劣化が進行し、茶色っぽくなった紙の縁が、ちょっとした刺激でぱりぱり欠けたり、破れたりします。また保存状態の加減か、3本の茶色のしま―これも紙の酸化でできたもの―が図版を我が物顔に横切っています。

今後最善の環境に置かれても、この図版は遠からず全壊するでしょう。もはや処置なしの状態。この品に付いた値札が47ユーロ、今だと7300円ぐらいですか。それに不着の品を加えると、嗚呼…天を仰ぎたい気分です。

ただ、そろそろ英語でのやりとりにも疲れましたし(フランス語以外いっさいダメ、というほど頑迷な対応ではありませんでした)、もうあきらめます。

デロールの仕事ぶりも甚だ拙劣だと思いますが、安易に通販に頼った当方にも甘さがありました。何でもネット通販で手に入るなどと、不遜なことを考えたから、罰が当たったのでしょう。いい薬になりました。

もうデロールの通販を利用することもないでしょうが、以って他山の石とされますように。