星夜独酌 ― 2023年12月28日 16時08分29秒
先月、11月21日の記事の一部を再掲します。
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ワインと12星座で検索したら、こんな記事がありました。
■What’s Your Sign? Matching Wine To Your Zodiac
(あなたの星座は?ご自分の星座にあったワインを)
(あなたの星座は?ご自分の星座にあったワインを)
もちろん真面目に読まれるべき内容でもないですが、ワイン選びに迷っている人には、案外こんなちょっとした耳打ちが有効みたいです。
私は射手座で、もうじき誕生日がくるんですが、「柔軟で、知的で、放浪心のある射手座のあなたには、フランスのカベルネ・フラン種や、イタリアのサンジョヴェーゼ種を使った赤ワインがお勧めだ」みたいなことが書かれていました(意訳)。
ウィキペディアによれば、サンジョヴェーゼの名はラテン語の sangius(血液)と Joves(ジュピター)の合成語で、ぶどう液の鮮やかな濃い赤に由来する由。そして誕生日当日(11月25日)には、木星と月齢12の月が大接近する天体ショーがあるそうなので、これはいよいよトスカーナワインを傾けねばならないことになるやもしれません。(まあ、ジュピターの血色をした赤ワインを傾けるのは、赤いちゃんちゃんこを着せられるよりも、確かにはるかに気が利いているでしょう。)
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で、私は自分の言葉に励まされて、いそいそとサンジョヴェーゼのワインを買いに行ったものの、せっかくの思い付きも、風邪に阻まれて実行には至りませんでした。まあ、月と木星のドラマは寝床から観察できましたが、酒を口にするような気分と体調ではなかったからです。
(自分で自分の長寿を祝って、亀のラベルのワインを選びました)
そのボトルを、ようやく1か月後のクリスマスに開けることができました。
強靱なユピテルの血潮を口にしたことで、私ももうしばらくはこの世にとどまることができそうです。
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そして今日は仕事納め。
せっかくだから正月向けのお酒も用意しようと、名古屋の星ヶ丘三越で「星美人」というのを奮発して買ってきました。「蓬莱泉」で有名な関谷酒造が、星ヶ丘店のために特に醸(かも)したものです。
こう書くと、なんだか酒ばかり呷(あお)っているようですが、正直、今年一年はだいぶ疲れがひどく、盃を手にすることが多かったです。
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中国星座には、酒屋の軒にひるがえる旗に見立てた「酒星(しゅせい)」という洒落た星座があるそうで、李白はそれを踏まえて「天、若し酒を愛さざれば、酒星天に在らず」とうそぶきました。
まこと心を慰めるのには、盃を手に星をふり仰ぐにしくはありません。
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