天文古玩

この花暦は新暦にもとづいたものですね。なんとなく新鮮です。
植物は太陽暦に合わせて移りますのでこちらがあるべき姿でしょう。

　花札に代表される旧暦での配当もそれなりの味はあります。花札の梅は２月でこれは新暦の３月相当ですから、この花暦とは２カ月の差が出ています。さすがに１月は（平均的には）早いのではないでしょうか。いっぽう、花札のほうも11月に柳と蛙は謎だそうです。

今日から新年度ですね。
　植物つながりの情報と言えなくもないですが、唐突にこの場をお借りしてすみません。
　動植物標本、古い理科装置ファン向けの情報です。

　「科博オープンラボ2016」というのが４月23日（土）にありまして、
科博のつくば市のキャンパス（筑波実験植物園に併設）の自然史標本棟、理工第１資料棟などの特別見学が実施されます。東京ではありませんのでご注意下さい。
これらの内容は普段は公開されていない研究用、収蔵中のものです。

https://www.kahaku.go.jp/event/2016/04open_labo/

写真でご覧になるように、なかなかスケールが大きいですよ。

その他、同時期につくばでは多くの研究施設などで「科学技術週間」の公開が行われています。
http://stw.mext.go.jp/event/tsukuba.html

つくば市での「科学観光」の宣伝をさせていただきました。

まあ、昔も「室の梅」なんていうのがあったぐらいですから、寒の内に梅を賞美したい、いや是非そうあらねばならぬ、それでこそ梅だ！！…と一途に思い込む人が少なくなかったのかもしれませんね。

ときにイベントのご紹介、ありがとうございました。
そういえば、以前つくばで科学観光をしたのはつい先日のようですが、指折り数えると、あれからずいぶん年月が経ちましたねえ。時の歩みの速さには本当に驚きます。
ともあれ、今年もつくばの地で、科学の芽がすくすくと育つことを祈ります。

>以前つくばで科学観光
　あぁ、あれはいつのことでしたでしょうか。自分が企画に参加させていただいたことながらもうほとんど思い出せなくなりました。でも、ネットは便利なもので、「天文古玩　つくば　地理院」と検索窓に打ってEnterを叩くだけで、2010年10月と赤の他人のグーグルさんが即座に教えてくれました。

　つくばの「科学観光」は、はっきり言って宣伝不足でほとんど知られていないので、宣伝させていただく価値があります。つくば市や茨城県は、研究施設は「国のもの（あるいは法人、民間のもの）」だからということで、自ら観光の観点で取り上げてくれることはまずありません（頼めば協力してくれるのでしょうが）。いっぽう、国はつくば市の施設だけ特別扱いすることはできないのでしょう、つ地域として宣伝してくれることはありません。
　結局、このような連携した努力は、「研究者や法人の事務の人が片手間に」というような状態になっているようです。

　それでも特に宣伝がされているわけでもないのに、公開日となると何千人という人が押し寄せる、遠くからも来られる、ヘタな遊園地も顔負けという状態になります。関係者の間では「なんだかんだと言っても好きな人はけっこういらっしゃるのですねぇ」というのが合い言葉になります。

>「なんだかんだと言っても好きな人はけっこういらっしゃるのですねぇ」

ご同慶の至りです。
これでつくばに閑古鳥が鳴くようだと、日本もいよいよ危ないですね。