氷結する小世界2008年11月20日 23時19分26秒


今日は平地でも雪か…とゆうべ天気予報がおどかしていたとおり、一日中本当に寒かったです。でも、さすがに雪は降りませんでした。ちょっと期待したんですが…。

しかしこの寒さで、我が家の天気管(http://mononoke.asablo.jp/blog/2007/03/16/1270279)は、底から液面までバリバリ音を立てて(あくまでもイメージですが)一気に結晶が析出しました。こちらは一足先に一面の銀世界です。

コメント

_ S.U ― 2008年11月21日 04時02分40秒

私は気象観測用具はけっこう好きですが、「天気管」なるものはまったく知りませんでした。不思議なものですね。どういう理屈なのか気になります。結晶の成長は、密度分布と温度変化率に敏感なので、対流のために変化に富んだ様相を呈するのだと愚考します。が、これが即座に天気予報に適用できるかというと、かなり経験則(それも数理的な裏付けに乏しい)によっていて、苦しいところではないかと推測します。
 
 ガリレオ温度計に引き続きほしいところですが、ちょっと考えることにします。ちなみにウキ10個の我が家のガリレオ温度計は、真夏でも浮いた者2個を残していましたが、現在は下に1個を残して他は全部浮上してしまいました。たぶん、真冬には終日全員浮上ということになると予想します。

_ 玉青 ― 2008年11月21日 21時58分33秒

天気管は確かにちょっと怪しげなんですが、そこがまた良いという…(笑)。

温度が下がればバンバン結晶が出るのは当然としても、天気を占うには、気温より気圧の変化に敏感である必要があるわけですよね。実際のところはどうなんでしょう?気圧の変化程度で、ガラス管全体の容積が変わるとは思えませんが…。

とすると、気温の変化は液温のみならず(ガリレオ温度計のように)内部の圧力も変えることになるわけですから、その影響はどうなのか。封入された空気と溶液の体積比によって結果は変わるのか。管の一端が開放していたら、結晶の出来具合はどう変わるのか。…ちょっと考えただけでも、素朴な疑問がいろいろ浮かびます。

予報能力はともかく、物理の教材にはいいかも知れませんね。

_ DryGinA ― 2008年11月22日 03時55分34秒

 私もまた S.U さん同様『天気管』なる物の存在を知りませんでした。で、さっそくご紹介のサイトを覗いたりググッてみたら…お仲間はけっこういらっしゃる…。う~ん、天気予測に使えるかどうかはともかく、“観察・観測”対象として面白そうだなぁ。

 溶質の析出って、微視的にはかなり限定された局所現象なんだろうけど、巨視的にはいろんな要素が絡みあって結果が決まるのでしょうから、お天気占いに使えても不思議じゃないような気もします。少なくとも“下駄投げ”よりは科学的かな?

 或いはこれを眺めているとプリン体の析出なんかの予測もできるようになって、
 もしかしたら“通風”予防のイメージトレーニングになるかも知れませんね。
     2008-11-22 DryGinA  あぁもう朝だぁ…

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