家づくり、モノづくり2013年02月17日 19時37分15秒

昨日は「あの」スチームパンク大百科(http://steampunk.seesaa.net/)で名高い、五十嵐麻理氏の書斎を訪問させていただく光栄に浴しました。

あまり詳らかに語ると麻理さんにとってご迷惑でしょうから、多くを語りませんが、住居の外観からして意表を突かれましたし、書斎以外のスペースも本当に「インテリア雑誌に出てくるような」という形容がふさわしい素敵なお住まいで、「お宅訪問」的視線で思わずキョロキョロしてしまいました。

しかし、今回の訪問の目玉は何といってもその重厚な書斎。
麻理さんはスチームパンカーであると同時に(あるいはその帰結として)、ヴィクトリアンな空気、より端的に言えば「シャーロック・ホームズの部屋」を目指すという基本コンセプトがおありで、そのためのエネルギーの一点集中ぶりに深い感銘を受けました。

心底羨ましかったのは、最初から空間づくりのコンセプトが明快なため、室内の造作やカラーデザインが、当初からしっかり作りこまれていることです。
インテリアというのは、どんな環境でも工夫次第だ…というのも真実だと思いますが、他方、理想の空間を作るためには最初が肝心というのも、また同様に真理だと思います。

とにかく豪奢で、ヴンダーで、快適なお部屋でしたが、実はさらに理想の書斎を目指して、新たな計画が進行中であると伺い、またまた驚きました。しかもその実現は近い将来だとのこと。サイト上でその全貌が紹介される日が今から楽しみです。

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麻理さんに刺激されて、今日は一日工作に励んでいました(←刺激のされ方がいじましいですね)。工作といっても、ゴム板にひたすら穴を開ける単純作業です。2月に入ってから突如訪れたマイブームに対応しての作業ですが、それが何かはまた後ほど。

それにしても、ゴムの板に穴を開けるのが、これほど大変だとは知りませんでした。
ネットで「ゴム、穴、開け方」をキーに検索しても、何やらひそかに妊娠を望む女性の話題ばかりが出てきて、肝心の点については「専用の道具を使うのがいちばんだ」という、当たり前の結論しか得られませんでした。専用の道具どころか、わが家にはドリルすらありません。それでもキリとカッターで、果敢に強靭なゴムに立ち向かい、日が暮れる前に何とか数十個の穴を開けました。手は豆だらけ、肩も腰も痛いですが、あきらめずにやり抜いた満足感があります(最後の方はちょっと手際がよくなりました。まあ、何の役にも立たないスキルですが)。

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ときに、麻理さんの素敵なお宅に引き換え、我が陋屋。
他人を羨んではいけない…と思いつつも、生活感あふれる安普請の狭小住宅に、思わずため息が出ます。しかし、私にもひそかな理想の住宅像があるのです。それは…

(この項つづく。ジョバンニの話題はさらにその後で)