終わり良ければ…2016年06月23日 06時08分51秒

今日は特に理科趣味とは関係ない話。

   ★

次に出てくる言葉には、ある共通点があります。

 食、権力、イデオロギー、宇宙、ムーアの法則、希望、生命、
 あるアニメ製作スタジオ、大学教育、アベノミクス、日本の儒教的世界、
 グローバルCSS、科学、広告、時代、平等なWEB世界、
 コンビニ戦国時代、人類、資本主義、夢、BRICS、BL、「中国の夢」、
 世界、プーチンとG8、地球、若さ、キラキラネーム、
 90年代的ストリート、なでしこ黄金時代、日本型まちづくり、保険漢方、
 アメリカン・マインド、趣味のPC、ビッグ、コンテンツマーケティング、
 江戸しぐさ、闇、IT革命、首長竜、反抗期、AMP、貧困、ドル覇権、
 サイエンス・フィクション、哲学、悪夢、三国時代、日本システム、
 オバマ政権、音楽パッケージビジネス、スタートアップの時代、
 XP時代、株式崇拝、市場主義、オーディオ、線型モデル、
 ダイオキシン神話、巨大古墳、中世、恐怖政治、氷河時代、
 FirefoxOSスマートフォン、理想 ………

といって、なんのことやら意味不明でしょうから、先回りして答を言ってしまいますが、これらは、“の終焉”」を(引用符込みで)キーワード検索して、出てきた単語やフレーズを順に並べたものです。

実にいろんなものが、すでに終焉を迎えたり、迎えつつあるのだなあ…と、感じ入りました。

   ★

いささか寂しい話ですが、人生の終活や、それ以前にこのブログの終活もしないといけないので、終焉に関する話題を追って、試みに上のようなことをしてみたわけです。

宇宙、地球、世界、人類、生命のように、大きなものもいつかは終ります。

他方、あるアニメ製作スタジオ、キラキラネーム、90年代的ストリート、なでしこ黄金時代、BL、FirefoxOSスマートフォンのように、わりとコマいものは、それこそ日々是終焉です。オバマ政権アベノミクスなんかも、コマいうちかもしれません。

理想、夢、希望、若さのようにプラスのものも終るし、悪夢、恐怖政治、貧困、闇のようにマイナスのものも終ります。良し悪しは相対的なものですが、とにかくあらゆるものは終焉から逃れ難い。

デオロギー、権力、資本主義、市場主義、ドル覇権、「中国の夢」、BRICS、プーチンとG8、株式崇拝、巨大古墳、首長竜――なべて栄華は続かぬものです。

平等なWEB世界、アメリカン・マインド、IT革命、コンテンツマーケティング、音楽パッケージビジネス、日本型まちづくり、日本システム、線型モデル――かつて光を放ったものが色褪せ、スタンダードだったものが、時代から遅れたものになる。これもまた避けがたいことです。

哲学、科学なんかは、人類がある限り、しぶとく生き続ける気もしますが、時の流れの中で、すっかりその意味と内実が変わってしまうことは、大いにあり得ます。

   ★

とにかく万物・万民にとって、終焉は不可避のことですから、あるいは「終焉学」というのがあってもいいかもしれません。(本当は既にあるのかもしれませんが、検索にはかかりませんでした。)

   ★

思うに、変化」とは「誕生と終焉」の連続に他なりません。
我々は好むと好まざると、常に変化の中を生きており、終焉は変化の一側面である…という風に捉えないと、いたずらに寂寥感ばかり強調されて良くないですね。「終焉」とは、いつだって「その先」を含んだ言葉であり、概念である…と、今書きながら気づきました。

(卑近な例ですが、今度の選挙では何が終焉し、何が誕生するのでしょう。変化の中を生きる存在として、そんな身近なことも気になります。)


コメント

_ S.U ― 2016年06月23日 17時33分01秒

ほぉ、これはこれは、つい最近生まれたと思っていたものが早くも終焉を迎えそうなのですね・・・
 それで、その「迎え方」なのですが、主義とか体制とかモデルとかいうものが終焉を迎える場合は、ぜひとも、それを維持したい守旧派と廃止したい改革派が正面から闘争をすることによって終焉を迎えてほしいものです。特に理由もなくみんなが忘れてしまって・・・気がついたらだいぶ前に終焉していた、というのは、できれば避けてほしいです。

_ 玉青 ― 2016年06月24日 07時04分28秒

時代の変遷も様々ですね。
ベルリンの壁崩壊のように、鮮烈な時代の切断シーンもあれば、潮が満ちてくるように「ある日、ふと気づいたら世界が変わっていた」みたいなのもありますね。
もっとも、ベルリンの壁も、いわば鍋の吹きこぼれみたいなもので、実は吹きこぼれる以前に、徐々に事態が加熱・沸騰へと至る前史があったのだ…と、史家は見るかもしれません。
今の日本社会が、そのうち「吹きこぼれ」を起すかどうか予断を許しませんが、その前史をひた走っている気配は濃厚です。かつてもそうでした。ある日ふと――

  戦争が廊下の奥に立つてゐた   白泉

_ S.U ― 2016年06月25日 08時08分54秒

>「吹きこぼれ」
 いよいよ危なくなったら「びっくり水」を入れればよい、と思ってタカをくくっているのが常ですが、びっくり水を入れるにもそれなりの用意と体力、瞬発力も必要なので、えてして「吹きこぼれ」に間に合わないことが多いです。

_ 玉青 ― 2016年06月25日 11時06分58秒

>びっくり水

吹きこぼれは瞬時に来ますから、そろそろ危ないぞ…と思ったら、片時も目が離せないですね。今はちょっとそんな感じです。

まあ、「差し水をする前に、火を消せ」というのが正論なのでしょうが、今の火はなかなか勢いがあって、簡単に消えそうにありません。こういうときは、わざと吹きこぼれさせて、それによって火を消すという大技もありますが、これはかなりの技量が必要で、リスクも伴います。

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