謎の世界星座計2009年06月13日 15時10分04秒


古い雑誌というのは、風俗史的興味もあって、記事以外のところがむしろ面白いものです。
上の写真は、一昨日の雑誌を読んでいて目にとまった広告。

世界星座計社の「世界星座計」(まんまですね)。

「地動説により星座を通して地球の原理を解明した世界各地の日の出、日の入、地平線、自転公転の法則を学び優しい使い方で実際の天文学が自然に解ります。新発売教育用大型¥9,600」

日本語がちょっと変。使い方もよく分かりませんが、でも何だか凄そうな器具です。これはちょっと欲しい気がします。

この60年代の少女は、小山社長の娘さんかお孫さんではないかと思いますが、如何。

【付記】
 改めてよくみると、この世界星座計は、南極を中心とした世界地図の上に、天の南極を中心とした透明の星座盤を重ねた構造になっています(たぶん北半球用の盤と適宜差し替え可能なのでしょう)。中央に見える時計の針のようなものは、単に盤を固定している割りピンのようです。盤の周囲の目盛りは日時を指定するもので、動きとしては星座早見盤と同じですね。これによって、特定の日時に、特定の地点の真上にくる星座が分かる仕組みですが、でも上の解説文のようなことが全て学べるのかどうかは…?三線分度器を併用すると、それが学べるんでしょうか?そもそも三線分度器とは?

横浜で鴨沢祐仁展2009年06月13日 15時11分36秒

(『クシー君の夜の散歩』の見返しに描かれた自筆イラスト。←本当は黄色い地紙なんですが、ちょっと画像をいじりました。)


子どものくせにシガレットをくわえて、グラスを傾けるクシー君。
イカシたボウタイ姿で夜の街を徘徊。
カッシーニ坂を上れば、聞こえてくるのはネオンとアルゴンの会話。
月のかけら、ペンシルロケット、鉱石ラジオ、真空管…。

そんな作品世界を作り上げた鴨沢祐仁さん(1952-2008)の回顧展のご案内を、duchshundさんからいただきました。下に転載します。

   ★  ☆

鴨沢祐仁さんの回顧展示が決まりましたので、お知らせします。

横浜開港150周年記念展示PART2
『現代作家 鴨沢祐仁展』
2009年6月20日(土)~7月12日(月)
am10:00~pm6:30
定休日 会期中無休(おとな 800円 こども 200円/小学生未満無料)
横浜人形の家 3階 企画展示室 http://www.museum.or.jp/yokohama-doll-museum/ (展覧会情報は6/10現在アップなし)

★追悼サイト http://www.geocities.jp/xiesclub