半ズボンで颯爽と…三角ケース ― 2009年06月04日 19時49分49秒
チョウやトンボなど、羽の大きな昆虫を採集する人は、虫体をいためないよう、三角紙というのにはさんで持ち帰ります。その三角紙を収める道具が三角ケース。
写真は緑のペイントで塗られたブリキ製。たぶん1960~70年代の品でしょう。肩紐が付いていますが、ベルトに通して腰から下げることもできるよう工夫されています。側面には毒瓶付き。
こういう品はわりとコケおどしというか、ヘビーなマニアほど、あまりこういうチンマリした品は使わないと思いますが、子供は兎角こういう物に憧れやすく、私も幼いころ各種の採集用具で完全装備した自分をよく夢想したものです。
もちろん、現実の子供時代は、こんな品は遠い憧れでしかありませんでした。
今はこうして「憧れ」を自由に満たせるようになったわけですが、今度は昆虫そのものと縁が薄くなってしまいました。笑う可し。どうにかして、これを昔の自分に届ける術があるといいのですが。。。
★
今日6月4日は虫の日だそうです。
コメント
_ S.U ― 2009年06月06日 19時24分31秒
子供の頃に欲しかった道具を、子供の頃の自分に届けることはできません。しかし、子供だった時の自分の気持ちに帰ってみれば、大人になった自分が子供の時の夢を覚えていてくれて、子供の時の思いをずっと尊重してくれることは、子供時代の自分が未来に思いを馳せたとすればたいへんうれしいことだと思います。
_ 玉青 ― 2009年06月07日 07時42分57秒
心にしみる言葉をありがとうございます。
物は届かなくても、その頃の夢のかけらを叶えたことは、やはり昔の自分への大きな贈り物ですね。
物は届かなくても、その頃の夢のかけらを叶えたことは、やはり昔の自分への大きな贈り物ですね。
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
最近のコメント