オーラリーを手に、ちょっと月まで(前編)2020年08月29日 16時47分22秒

しばし暢気に記事を書きます。

今週、エヴァンゲリオン(ヱヴァンゲリヲン)の新劇場版をNHKでやっていて、往時の記憶を新たにした人も多いんではないでしょうか。オリジナルのテレビ版が放映されたのは、今から25年も前ですから、ずいぶん昔のことです。

ストーリーもさることながら、私が個人的に強い印象を受けたのは、エンディングで「Fly Me to the Moon」が流れたことで、あの番組でこの曲を知った人も少なくないでしょう。無数のアーティストがカバーした名曲ですけれど、カッコよさという点では、フランク・シナトラに軍配が上がります。あの伊達な歌いっぷりはテープに吹き込まれて、アポロ10号と11号に乗って実際月まで行った…というのも、悪くないエピソードです。

(動画にLINK

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ここまでは前置きで、以下本題。

フランク・シナトラ(1915-1998)には、同名のフランク・シナトラ・ジュニア(1944-2016)という息子がいて、やっぱり歌手として活躍しました。亡くなったのは2016年、わりと最近のことです。

ジュニアの死後、その遺品の査定を行ったのがJason Preston Art Advisory & Appraisals社で、相続対象とならなかった物品の販売を任されたのも同社です。相続対象とならなかったぐらいですから、まあ十把一絡げの感はありましたが、それらはeBayで大規模に販売され、私もそのひとつを入手した…というのが話の本題。2017年のことです。

それは1台の折り畳み式オーラリーでした。

(木星と土星を支えるアームが折尺のようになっています)

別に古いものではなくて、現代の復刻品ですが、何せジュニアの向こうには御大が控えているし、少なからず月にちなむ品なので、「Fly Me to the Moon...」とハミングしながら眺めるには、格好の品と思ったわけです。

(モノの紹介は次回に回し、この項つづきます)