跋扈するウイルス2009年04月30日 22時45分04秒

(↑都庁)

天文とは関係ありませんが、日本でも新型インフルエンザの患者発生か?というニュースを見て、本当に心配しています。

ところで、ウイルスに侵入されるとは、具体的にどんなイメージなんでしょうか。
大雑把に言って、インフルエンザ・ウイルスは0.1ミクロン、ヒトの細胞は10~30ミクロンだそうです。

したがって、ウイルスが人間ぐらいの大きさだとすれば、ヒトの細胞は超高層ビルに相当する大きさ。なるほど、それならばいくらセキュリティを固めても、隙をついて侵入できるかもしれません。

で、その比率でいくと、ヒトの身長は本州~日本列島ぐらいの大きさということになります。

これだけ体格差があると、戦うといっても戦いようがない気がするんですが、そんな巨大な相手を倒すウイルスも凄いし、それに立ち向かう免疫系も凄いと思います。

生命の営みとは過酷なものだ―というのは、人間の勝手な感傷に過ぎないかもしれませんが、そうしたプロセスがすでに何億年も続いているのかと思うと、ちょっと頭がボーっとします。

まことに生命とは…

いや、ウイルスは定義上生物ではないとも聞きますが、それだけに感情移入しにくい相手ですね。一体全体、何が面白くて細胞に取り付くんでしょうか。意味のない問いだと承知の上で、あえて彼らに聞いてみたいです。