千年の古都で、博物ヴンダー散歩…益富地学会館(3) ― 2011年10月20日 20時30分05秒
この展示室で私が心底感動したのは、子どもたちの地学研究の成果でした。
これは益富地学会館主催の「益富地学賞」の受賞作品の展示です。
公式サイトによれば、「地球科学(岩石・鉱物・地質・火山・地震・古生物など)、地球および地球環境に関する研究や発見に対する寄与を対象とする科学賞及び科学奨励賞」で、少年少女ばかりでなく、広く一般からも応募を募っているものですが、やはり目に付くのは子どもたちの奮闘ぶりです。
教科としての地学そのものが消滅しようとしている今、現代の「石っ子」たちがこうして頑張っている姿を見るのは、実に頼もしいことです。
がんばれ地学!がんばれ子どもたち!
…と心の中で勝手に盛り上がっていました。
この日も、多くの子どもや親子連れが展示室にやって来て、解説員さんとのやりとりを楽しんでいました。同館は地域でも大いに親しまれる存在のようです。昨日は「チープ」とか、「ヴンダーカンマー」とか、勝手な感想を述べましたが、こうした「活きの良さ」こそ同館の身上かもしれません。
実際、同館のイベント案内のページ(http://www.masutomi.or.jp/event.html)を見ると、ものすごく多彩な行事が、驚くほどの頻度で行われています。同館は「箱物=ハード」よりも、ソフトの充実ぶりが特色で、しかもそれが大変うまく機能しているという、日本ではかなり稀な例だと思います。関係者の情熱と努力に深い敬意を表したいと思います。
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話が脇にそれますが、なぜそれが可能になっているのか?は興味深い点です。
天文趣味に関して言うと、近年趣味人口そのものの減少に加え、これまで情報を得る目的で同好会に参加していた人が、ネット時代になって、ネットから豊富な情報を得ることができるようになったため、同好会活動が急速に衰えたという話を耳にします。
でも同じことは、鉱物趣味に関しても当てはまるはずなので、両者の差がいったい何によるのかは気になるところです。
まあ単純に、夜間に活動する天文趣味は、集うこと自体が最初から難しく、その点でハンデがあるのかもしれませんが、ひょっとして鉱物ファンと天文ファンでは、基本的なメンタリティに差があるとか?(イメージで言うと、天文好きの人は群れることを嫌う傾向があるような気もします。)
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さて、次回は京都市役所のそばの「島津製作所創業記念資料館」へと向かいます。






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