月へ! ― 2012年04月05日 21時41分50秒
これがロケットだ! ― 2012年04月03日 21時09分42秒
キミは本物の月ロケットを持っているか? ― 2012年04月02日 21時03分26秒
昨日は他愛ない話題でしたが、今日は本物の月ロケットの話題です。
そう、正真正銘の月ロケット。
そう、正真正銘の月ロケット。
…やっぱり今日も他愛ない話ですみません(しかもダジャレ)。
でもこのロケット、ちょっと良くはないですか?
(ちなみに、空を飛ぶのはrocket、首から下げるのはlocket。)
でもこのロケット、ちょっと良くはないですか?
(ちなみに、空を飛ぶのはrocket、首から下げるのはlocket。)
本体の直径は約27mmで、パカッとふたが開きます。
不思議の国の宇宙ロケット ― 2012年04月01日 07時13分36秒
今日から4月。新しい年度の始まりです。
9月入学が始まると、また感慨も違ってくるのかもしれませんが、
まだ当分は、清新な気分と春の情緒の結びつきは続くでしょう。
9月入学が始まると、また感慨も違ってくるのかもしれませんが、
まだ当分は、清新な気分と春の情緒の結びつきは続くでしょう。
★
さて、イギリスの某理系アンティークショップで、こんな品を見かけました。
説明を読んでも何だかよく分かりませんが、相当な珍品のようで、猛烈に欲しかったのですが、価格的に断念。
■Apparatus for demonstration of ‘URASHIMA-Effect’ by Tompkins.
◆Price: 1,250.00 GBP
◆Circa: 1945
◆Country of Origin: U.K.
◆Description:
A mid 20th century small rocket to prove the theory of relativity signed 'George Tompkins, Cambridge'. The rocket measures 2.5" high. The rocket is in very good condition and perfect working order.
うーん…それにしても惜しい。
毎年、4月1日になるとこの逸品を思い出して、歯噛みしそうです。
雪のフラスコ ― 2012年01月10日 20時11分19秒
厚手のガラスなので、角度によって雪は奇妙にゆがんで見えます。
静かに壜の中に舞い落ちる雪。
壜にプリントされたフラットな雪片は紋様風。
この壜には「底」が2つあるので、直立も斜立も可能です。
透明な球体を満たす雪。
北海道大学に敬意を表して。水滴に曇った硝子の肌が美しい。
★
上の写真は少し画像をいじってあります。
所詮は(失礼)、800円のお酒の空き瓶ですから、実物は、こんな風にクリスタルガラスのような輝きを放っているわけではありません。まあ、見方によっては美しくも見える…ということです。
雪と酌む酒 ― 2011年12月26日 22時41分20秒
きのうは初雪。
今朝目が覚めたら、窓の外はもう真っ白でした。
夕刻から雲が切れたせいか、今宵は寒気がことのほかきびしいです。
こういう晩は、温かくして早く寝るに限りますね。
今朝目が覚めたら、窓の外はもう真っ白でした。
夕刻から雲が切れたせいか、今宵は寒気がことのほかきびしいです。
こういう晩は、温かくして早く寝るに限りますね。
就寝前に、雪へのあいさつ代わりに、雪のお酒を開けました。
北海道大学のオリジナル商品、「雪の天使たち」。
北大低温科学研究所の監修になる雪の結晶をあしらった、ころんとした形の瓶に入った、ブルーベリー酒です(梅酒もあります)。
この酒、実は2年前に買ったのを忘れていて、ふと今日の雪を見て思い出しました。
でも、買ったときには透明な美しい紫色の酒だったのに、今見たらウーロン茶のような色に変わっていて、しかも薄濁りしています。
どうやらリキュール中のブルーベリー成分が固化・析出してしまったようです。
一応、「沈殿物が生じても品質に問題ない」とタグには書かれているのですが、果たしてどんなものか。
おそるおそる口をつけたら、うん、味は大丈夫です。
これまた北海道名産の、「甜菜(てんさい)糖」を加えた甘々な酒ですが、体を温めるにはちょうどいい。
小箱をカタカタ…ささやかな月食 ― 2011年12月10日 19時45分04秒
今日は話題の皆既月食。
朝方は快晴でしたが、途中から雲が出てきました。少なからず気がもめます。
朝方は快晴でしたが、途中から雲が出てきました。少なからず気がもめます。
★
写真↓は、月食の晩にふさわしい玩具。
紙箱の表には、「L’ECLIPSE DE LUNE/JUE DE PATIENCE」と書かれています。
「月食いらいらゲーム」とでも訳せば良いのでしょうか。
ふたを開けると、中には憎らしいほど肉付きのいい月人が、屈託なく微笑んでいます。
この玩具は、この満月のくぼみに、3つの黒いピースをはめ込んで「月食」を起そうという、ゲームというか、一種のパズルです。でも、表面はガラス蓋で覆われているので、手ではめるわけにはいきません。箱をあれこれ揺さぶって、少しずつピースをはめていくのですが、なかなかこれがうまくいきません。まさに Patience(忍耐)という商品名の通りです。
まあ、他愛ないといえば他愛ない品ですが、いかにも呑気で、のどかな時代を思い起こさせます。オリジナルはたぶん19世紀末のフランス製だと思いますが、ここに紹介したのは1984年に西ドイツで出た復刻品。ミュンヘンのFranz-Josef Holler という会社が売り出しました。
★
さて、本物の月食のほうはどうなるでしょう。こればかりは、小箱を揺さぶるようなわけにはいかないので、いっそうイライラ・ジリジリしますね。
【付記】
ところで、この外箱の絵。真昼(?)の情景というのも変ですが、天体とそれを覆い隠す影の大きさが同じです。ということは、これは月食ではなくて、日食なのか?
よく見ると、手前の女の子は、煤の付いたガラス板で透かし見ようとしているようです。でも、そうなると今度は、望遠鏡と双眼鏡を手にしたお父さんとお母さんの目玉が心配になります。
よく見ると、手前の女の子は、煤の付いたガラス板で透かし見ようとしているようです。でも、そうなると今度は、望遠鏡と双眼鏡を手にしたお父さんとお母さんの目玉が心配になります。
【さらに付記】
この品は、min_y 様の「日常と夢の記憶」(http://yumesuke.exblog.jp/16133906/)で拝見して以来、どうしても欲しくて、苦労の末にやっと手に入れました。
ジョバンニが見た世界「時計屋」編(3)…フクロウ時計 ― 2011年11月06日 19時17分47秒
「…時計屋の店には明るくネオン燈がついて、一秒ごとに石でこさえたふくろうの赤い眼が、くるっくるっとうごいたり…」
なかなか天文アイテムにたどり着きませんが、ゆっくり行くことにしましょう。
なかなか天文アイテムにたどり着きませんが、ゆっくり行くことにしましょう。
この赤い眼をくるくるさせているフクロウの正体は、至極明瞭です。
賢治がイメージしたのは、振り子の動きに合わせて両目がくりくり動く「フクロウ時計」に違いありません。戦前の日本で盛んに作られ、海外にも大いに輸出された品で、賢治も直接目にする機会があったはずです。
下は海外のオークションサイトから適当に引っ張ってきた画像ですが、これも日本製です。

フクロウ時計については、以下のページに詳細な解説があります。
このページで紹介されているフクロウの造形は様々で、上の写真もそうですが、中には明らかにミミズクと思えるものもあります。ただ、いずれも妙に甘ったるいファンシー調(あるいは中途半端な民芸調)である点が共通していて、今一つ「銀河鉄道」の世界にそぐわない気がします。
賢治があえて「石でこさえた赤い眼を持ったフクロウ」としたのも、そうすることで、より硬質な感じを出したかったのではないでしょうか。
(現実のフクロウ時計は、セルロイド製で黒目がちのクリーム色の眼をしているようです。なお、私はこの個所を、「石でこさえた赤い眼」と解釈しましたが、原文は「石でこさえたふくろう」とも読めます。私が「銀河鉄道」を悪文とけなすわけは、こういう分かりにくさが、あちこちにあるからで、このことはまた後で触れます。)
(現実のフクロウ時計は、セルロイド製で黒目がちのクリーム色の眼をしているようです。なお、私はこの個所を、「石でこさえた赤い眼」と解釈しましたが、原文は「石でこさえたふくろう」とも読めます。私が「銀河鉄道」を悪文とけなすわけは、こういう分かりにくさが、あちこちにあるからで、このことはまた後で触れます。)
余談ですが、「赤い眼」と聞けば、賢治ファンは、「星めぐりの歌」に出てくる「赤い目玉のさそり」をただちに連想することでしょう。
「銀河鉄道の夜」の後半の山場である、サソリの自己犠牲のエピソードの段には、「赤い目玉」という表現こそ出てきませんが、主星アンタレスは「ルビーよりも赤くすきとほり リチウムよりもうつくしく」燃えていると書かれています。この硬質な鉱物的表現は、何となく時計屋の場面から、連想の糸を引いているような気がしなくもない。
(我ながら妄説に近づいていますが、でもフロイトやユングの信奉者ならば、ジョバンニの夢を、もっと面白おかしく解釈してみせるでしょう。)
★
話を元に戻してフクロウ時計。
賢治が直接イメージしたかどうかは分かりませんが、実はあの場面にもっとふさわしい品があります。下は鳥居龍次氏の『アンティーククロック図鑑』(光芸出版、平成8)より。

同書の記載データによれば、これはドイツのユンハンス社製で、1910年代の製品だそうです。ここで、昨日の「銀河鉄道の時代設定は1912年」という仮説が生きてくるのです。
上記のkodokei氏の考証によれば、日本製のフクロウ時計は、昭和以降のものしか存在が確認できないそうなので、時代や地理的背景を考えると、このユンハンス社製のものは、まさに作品世界にピッタリです。
鳥居氏による記述を、さらに転載させていただきます。
「前面のみ鋳物いぶし銀仕上げで、ガラスの目玉が常時左右に振り、きらきらと輝く。文字盤は銀色金属柄を嵌め込み〔…〕機械は裏の木箱に入っている。テンプ式」(p.122)
図版がモノクロなので、目の色は不明ですが、この硬質な質感が、銀河鉄道の世界に至極ふさわしい気がします。これならば賢治も満足するのではないでしょうか。
★
以下はおまけです。
協力してくれる方がいれば、私はこの時計屋の店先をいつか再現してみたいと思っていて、それらしいモノをあれこれ探しています。経済的制約もあり、なかなかピッタリのものは見つかりませんが、たとえばこのフクロウ時計については、以下のようなものを置いてみようかと考えています(戦後の西ドイツ製。本体は金属です)。
これはフクロウではなくてミミズクだし、目は赤でなくて緑だし、目玉がくるくる動くこともないし…要は原作とは似ても似つかぬ代物なのですが、ここは純粋にイメージということで。。。
(ちなみに時計本体も壊れていて動きません。自分で直そうと思ったら、さらに壊れてしまいました。端的に言って「不燃ゴミ」ですが、上の夢を実現するためだけに取ってあります。)
宇宙卵はこうしてやってきた ― 2011年07月29日 10時08分06秒
昨日のウロンな宇宙卵を入手するに当たって、実は1つの伏線がありました。
★
覚えている方もおいででしょうが、3年前、東大総合研究博物館で、「鳥のビオソフィア」展という催しがありました。山科鳥類研究所の協力を得て、伝統を誇る鳥類学のあれこれを、歴史色豊かに描いて見せてくれた、とても味わい深い展覧会でした。
その際書いた記事の、そのまたコメント欄(http://mononoke.asablo.jp/blog/2008/05/18/3521837#c3523413)で、私はこう書いています。
「いろいろな品が並ぶ中で、特に気になったのが、
鳥の卵で作った天球儀(?)。卵を群青色に塗り、
小さなダイヤ粒(ガラス?)を象嵌して星座を
描いた品で、ロマノフ朝のイースターエッグほどの
派手さはないんですが、ちょっと気が利いていて、
私はあれがかなり欲しかったです。」
この記憶がずっと脳裏にあって、それが件の卵に結びついたのでした。
この卵を購入したのは、去年の春のことですから、2年近くも粘着的に探し続けていたわけで、我ながらストーカー的で不気味な感じがします。そして、今でも思いが十分叶ったわけではないので、出物があれば、また手を出してしまうかもしれません。
こういう人間と付き合い続けることに、私自身、正直倦み疲れるときがあります。
こんな振舞いは、賢治も足穂も決してほめてはくれないでしょう。
(それとも「有言実行」・「孜々営々」と言えばいいのか…)
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覚えている方もおいででしょうが、3年前、東大総合研究博物館で、「鳥のビオソフィア」展という催しがありました。山科鳥類研究所の協力を得て、伝統を誇る鳥類学のあれこれを、歴史色豊かに描いて見せてくれた、とても味わい深い展覧会でした。
その際書いた記事の、そのまたコメント欄(http://mononoke.asablo.jp/blog/2008/05/18/3521837#c3523413)で、私はこう書いています。
「いろいろな品が並ぶ中で、特に気になったのが、
鳥の卵で作った天球儀(?)。卵を群青色に塗り、
小さなダイヤ粒(ガラス?)を象嵌して星座を
描いた品で、ロマノフ朝のイースターエッグほどの
派手さはないんですが、ちょっと気が利いていて、
私はあれがかなり欲しかったです。」
この記憶がずっと脳裏にあって、それが件の卵に結びついたのでした。
この卵を購入したのは、去年の春のことですから、2年近くも粘着的に探し続けていたわけで、我ながらストーカー的で不気味な感じがします。そして、今でも思いが十分叶ったわけではないので、出物があれば、また手を出してしまうかもしれません。
こういう人間と付き合い続けることに、私自身、正直倦み疲れるときがあります。
こんな振舞いは、賢治も足穂も決してほめてはくれないでしょう。
(それとも「有言実行」・「孜々営々」と言えばいいのか…)
夢みる宇宙卵 ― 2011年07月28日 22時23分06秒
何だかお分かりでしょうか。
ダチョウの卵を加工した時計です。
最初画像を見たときは、なかなか良い風情に見えました。
そして、卵、星座、時間…と単語を並べているうちに、「これぞ宇宙卵なり!」という観念が閃いて、いそいそとドイツに発注したのでした。
しかし、実際に手元で見ると、ちょっとダメな品でした。
ご覧のように、星座の描線は稚拙な手作り感にあふれているし、塗りは雑だし、周囲を取り巻く黄道十二星座の絵柄は、私の苦手な「ファンシー」路線で、しかも時計のムーブメントは日曜工作用のそれで、電池ボックスとコードが外から丸見えという、妙にわびしさを掻き立てる製品だったのです。
ご覧のように、星座の描線は稚拙な手作り感にあふれているし、塗りは雑だし、周囲を取り巻く黄道十二星座の絵柄は、私の苦手な「ファンシー」路線で、しかも時計のムーブメントは日曜工作用のそれで、電池ボックスとコードが外から丸見えという、妙にわびしさを掻き立てる製品だったのです。
観念が先走ると碌なことはないという、これは戒めの品です。






























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