いよいよ11月、霜月です。
写真はフランスの学校で使われた地形模型。台座の幅は24cm。
台座にはマルセル・ピエロン社のネームプレートが付いています。
石膏モデルに彩色したもので、時代的には1920年代頃でしょうか。
この模型は、波の浸食によって作られた海食崖を表現したもので、日本にも同種の模型はあるでしょうが、ここで大いに心惹かれるのは、静かに寄せる波の表現と淡い海の色です。
海嘯、寄せる波、無人の崖。
そこに深い詩情を感じるか、サスペンスドラマの1シーンを連想するかは人にもよるでしょうが、私の場合は、昔見たルパン三世のエンディングをふと思い出しました。
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