太陽・月・星のゲーム「サルタ」2025年11月30日 16時36分16秒



チェッカーからの連想ですが、天文モチーフのゲームで、以前とても雰囲気のある品を購入しました。


チェッカーと同様の盤でプレイする、サルタ(Salta)というゲームです。


副題を「太陽・月・星のゲーム」といい、ゲームの駒には太陽・月・星がデザインされています。


この駒の表情がいいんですよね。
駒入れの皿が金属製というのも、カッチリ感があって良い風情です。

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…といいながら、私はこの記事を書くまでサルタがどんなゲームか、まるで知らずにいました。さっき検索したら、wikipediaに立項されていたので、ようやくそのあらましを知ることができました。ちょっと記載内容が異なるので、ここでは英語版とドイツ語版の両方にリンクしておきます。


内容をかいつまんで紹介すると、「サルタ」が生れたのは1899年。
創案したのはドイツのビュットゲンバッハという人です。
世間に紹介されるや、サルタはドイツとフランスを中心に人気を博し、一時はにぎにぎしく世界大会が開かれ、サルタの専門紙まで刊行されていたとか。しかし、その流行も長続きせず、第一次世界大戦がはじまる頃には、人気もすっかり下火になっていました。割と短命なゲームですね。

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サルタは、図のように駒を並べたところからスタートします。

(wikipediaの解説図より)

ゲームの目的は、駒を斜めに動かしながら(後退も可能)、最終的に自駒を敵の陣地に、この並びの通りに再配列することです。

各駒は斜めに1マス動かせるほか、そこに敵駒があれば1マス分飛び越えて前進することもできます。ただしチェッカーと違って、飛び越えても敵駒を取ることはできません。サルタで特徴的なのは、敵駒を飛び越えられる場合は、飛び越えねばならないことで、それを忘れると相手が「サルタ!」と声をかける決まりです(サルタとはラテン語ないしイタリア語で「跳べ」という意味)。


サルタは大層流行ったので、パッケージデザインにもバリエーションがあって、当初はこの思案する男のデザインの箱でしたが、手元の品はそれを少女に持たせた新デザイン。なかなかひねりが効いてます。


結局のところ、ゲームの内容と天体デザインは特に関連はないんですが、まあこれはデザインの勝利ですね。その配色も含め、無性にカッコいいです。
そして天体を盤上で動かすことで、ちょっとした神様気分も味わえます。

コメント

_ S.U ― 2025年12月01日 10時47分52秒

チェッカーに似て非なるゲーム「サルタ」のご案内をありがとうございます。このゲームは知りませんでした。これはこのコマの星や月のガラの順番通りに敵陣に納めるのでしょうか。なかなか難しそうですね。
 
 ゲームの種類としては、これは「ダイヤモンドゲーム」の傾向のものですね。ダイヤモンドゲームは子どもの頃よく遊びました。こちらはキングというのが1つだけいて一番奥に入れるのだったと思います。バタ臭い印象でした。ほかに、「蛙跳び」または「飛び将棋」という将棋盤を使うのもありました。これは3x9の狭い領域ながら、連続飛び可能とか自分の駒は飛び越せないとか横動きとかいろいろオプションルールの選択があって、最後に整地的なこともあって日本的に感じました。

 私の子ども頃には、たいていの家庭に、碁盤、将棋盤とともにダイヤモンドゲーム、チェッカー盤はあって、どの家に行っても、このジャンプ系、ハサミ系のゲームは、はさみ将棋、はさみ碁同様、日常的にやっていたように思います。

_ 玉青 ― 2025年12月06日 16時39分26秒

ダイヤモンドゲーム、ありましたね(今でもあるのかもしれませんが)。
ただイメージは鮮明ですが、私はあまり子供の頃に遊んだ記憶がありません。

そこにはたぶんちょっとした時代差があって、私の小学生時代は、人生ゲーム、億万長者ゲーム、モノポリーの類が流行を極めていて、他のゲームは明らかに脇に追いやられていました。それに対抗しえたのは、唯一オセロゲームぐらいだった気がします。

昔の「出世双六」のリメイク版である人生ゲームはまだしも、億万長者ゲームやモノポリーになると、いかにも拝金主義という感じで、あんまり子供が夢中になるのもどうかと思いますが、今では「金融教育」の掛け声のもと、庶民の懐を狙う有象無象が公教育に入り込むスキを虎視眈々と狙っていて、いっそうタチが悪いです。本当はそういう有象無象に対抗するための教育こそがあってしかるべきで、それがなければ片手落ちでしょう。(すみません、話が脱線しました。)

_ S.U ― 2025年12月07日 18時37分33秒

>ちょっとした時代差
少年少女のボードゲームも意外にサイクルが早いものなのですね。将棋盤やダイヤモンドゲームは、盤の普及は比較的容易だと思いますが、実際に子どもが継続的に遊ぶかは別問題ですね。

>モノポリー
 我々の時代には、「はなやまのバンカース」というモノポリーの日本版があって、私はその復刻版を持っています。たしかに、土地を買って家を建てておけば累積的に「不労所得」が貯まるという教育上タチが悪いルールになっています(笑)。でも、実際上は、期待したほど儲からず、良い教訓になっているのかもしれません。

_ 玉青 ― 2025年12月10日 06時01分50秒

>良い教訓

あはは、そこまで考えられていたなら、子供時代に目の色を変えた甲斐があります。まあ今の趨勢からすると、不動産の取得のコストばかりでなく、維持のコストもルール化すると、一層教育効果が上がることでしょう。

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