米国昆虫事情(続報)2011年09月06日 22時47分59秒

(↑出典:http://www.fcps.edu/islandcreekes/ecology/eastern_hercules_beetle.htm

一昨日の「足穂の里へ(5)」という記事は、足穂の旧居を推定する内容でしたが、記述に事実誤認のある可能性があり、それを迷惑と感じる方がいらっしゃるといけませんので、いったん閉じておきます。修正箇所を明示の上、改めて掲載の予定です。

最近、記事がいい加減になっているかもしれないので、天文科学館へ向かう前に、ここらでちょっと一服します。

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ちょうど良い機会なので、先週、新聞で見てスクラップしようと思っていた記事を、ここに貼っておきます。以下、9月1日の朝日新聞より引用。

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○特派員メモ (ワシントン)

 「さらば、ヘラクレス」

 公園の街灯の下で、メスのカブトムシを見つけた。オリーブ色の体に茶色の斑点があって、日本のそれとは違うが、目はそっくりだ。単身赴任で米国に来て2カ月。旅愁も手伝ってか、飼ってみようかという気になった。

 まず種を特定すべく、世界中の動植物を集めている国立自然史博物館に行ってみた。標本が展示されているが、名前はわからない。図鑑でみると「イースタン・ヘラクレス」という種らしいが、生きた状態で展示されるチョウやクモに比べ、カブトムシは明らかにマイナーな扱いだ。

 ホームセンターで飼育用のケースを探してみたが、見つからない。聞いても「虫を飼う」という発想が理解されにくい。大型ペットショップにも行ってみたが、虫の飼育用品はやはり見当たらない。

 店員に尋ねると、小さなケースを持ってきてくれた。日本の百円ショップに売っている虫のケースと変わらない。なんだ、あるじゃないか、と思ってよく見ると、「トカゲやヘビの飼育に適切です」と書かれていた。

 寿命が残り少ないだろうカブトムシは、結局放すことにした。  (行方史郎)

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以前の関連記事は以下。

■甲虫女王、東京ヲ制ス
 http://mononoke.asablo.jp/blog/2009/07/06/4416672

■素顔ノ甲虫女王、現ハル!
 http://mononoke.asablo.jp/blog/2010/06/20/5172136

アメリカにおける昆虫趣味は非常に肩身が狭い、いや、昆虫趣味そのものがない…というのを聞いて、最初は「話を面白くふくらましているんじゃないか?」と疑いました。でも、本当にそうらしいですね。

もちろん広い国ですから、昆虫を趣味にする人が絶無とは思えませんが(現に昆虫をテーマにした米国サイトはたくさんあるようですし)、ただ明らかに奇人変人に属するぐらい少ないということかもしれません。