市松結晶模型2017年07月09日 16時42分16秒

天文古玩は早めのバカンスを満喫しています。

ブログを更新しないと「あいつは死んだのかな?」と思われるかもしれませんが、ちゃんとこうして生きています。逆に言うと、別にブログを書かなくても死ぬわけじゃないし、ブログというのは、たまさか気の向いた時に書けばよい…というのが、正常な在り方で、これまで何となく義務感というか、妙な勤勉精神に囚われていた方が、むしろ異常なのです。

で、そのバカンスとやらの間に何をしてるんだい?」と問われれば、「いや、バカンスとは、何もしない空っぽの時間を言うのさ」と、しれっと言うのがこの場合無難でしょうが、もちろん実際はそんなことはなくて、本も読めば、買い物もするし、まあ記事を書かないだけで、やっていることは以前と変わりません。

   ★

で、今日がその「たまさか気の向いた時」。
たまたま昨日気になったことがあるので、そのことについて書きます。


手元に差し渡し4~5センチの、積み木のようなものがあります。
全体が白木と黒塗りのツートンという、なかなか伊達な姿。


鉱物趣味の方ならご存知のとおり、これは鉱物結晶模型の一種です。
そう聞かされて、「ふーん」と思い、そのまま長いこと棚のオブジェになっていたのですが、ふと、このツートンの意味が気になりました。


ものの本を見ると、確かにそれらしい説明図が書かれています。


これは、鉱物図鑑の「等軸完面晶族」から「三斜半面晶族」まで全部で32種類ある「32晶族」についての解説ページで、そこにはいくつかの面によって囲まれた多様な結晶の姿を、その対称面、対称軸、対称心によって分類記述してあります。


…といって、同形同大の2個の六角柱をこのように塗り分ける意味は何なのか、私にはいまだによく分かりません。件の解説を凝視しても、文字列は双の眼から虚空へと抜けていくばかりで、脳内には何の像も結びません。

結局、一日かけても何も得るものは無く、ボンヤリ物思いにふけるだけで終わりました。これこそ優雅なバカンスであり、人間として好ましい生き方なのだ…と強弁してもいいのですが、意味が分かるに越したことはなく、簡便にご教示願えるものなら、ぜひお願いしたく思います。

(よく見ると、個々の模型には数字が刻印されており、左から順に、116、230、213と読めます。結晶の多様性に応じて、塗り分けなしの白木の結晶模型も、おそろしくたくさん作られましたが、ツートンの模型もそれに劣らずたくさんあるのでしょう。)

コメント

_ S.U ― 2017年07月11日 08時48分32秒

遠い昔、大学の物性学で「結晶学」というのを受講しました。また、「地学」の教職科目で顕微鏡観察法だか何かというのをとりました。でも、このツートンカラーについては記憶にないです。もっとも、じゃあ何か記憶にあるのかと問われると何もないです。32晶族の表はどこかで出てきたような気がします。

 一つの推測ですが、白の部分と黒の部分は「反転対称」つまり鏡像の関係になっているのではないでしょうか。例えば、八角柱でも45°の回転では重ならず90°回して初めて重なるのだけれども、対称面(鏡を置ける面)は45°ごとに白黒の境目にあるとかはどうでしょう。

_ 玉青 ― 2017年07月15日 14時46分38秒

理科の先生になるには、本当に何でも知っていないといけないのですね。
過去学んだ理科の先生に対して、改めて敬意を表したくなりました。

>反転対称

うーん、すぐ上の画像の真ん中の六角中は、上半分と下半分とで、カラーリングは全く同一ですが、そのパターンが角1つ分(60度)ずれています。

いったい何なんでしょうねえ。

_ S.U ― 2017年07月17日 06時49分46秒

>理科の先生
 全般の教職課程が必要になるのは、中学校の理科の先生ですが、実際に科学全般の知識に深い方が多く、本当にすごいと思います。

 それから、小学校の先生で、完全に文系出身で理数系はどうもまったくという先生方は、高学年の理科授業ともなると毎回、清水の大舞台だと伝聞したことがあり、これはこれで、相当の敬意にあたいすると感じております。

_ 玉青 ― 2017年07月17日 11時30分06秒

あはは。先生の苦労は尽きませんね。
さればこそ「先生」と呼ばれるにふさわしいのでしょう。

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