天文古玩

<< 2019/03 >>
日 月 火 水 木 金 土
01 02
03 04 05 06 07 08 09
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

このブログについて

天文を中心に、「理科趣味」の雅致を、モノにこだわって嘆賞するサイトです。賢治、足穂、フープ博士へのオマージュ。リリカルな郷愁の天文趣味の世界へ... (since '06.1.23)

カテゴリ一覧

  • 天文古書 (459)
  • 天文台 (232)
  • 星図 (207)
  • 天球儀・地球儀 (87)
  • プラネタリウム (78)
  • 天文機器 (118)
  • 星座早見 (101)
  • 望遠鏡 (213)
  • 太陽・日食 (83)
  • 月・月食 (217)
  • 天空の光(黄道光・オーロラetc) (20)
  • 流星・隕石 (33)
  • 火星 (38)
  • 木星 (16)
  • 土星 (51)
  • その他の惑星・小惑星 (33)
  • 彗星 (134)
  • 太陽系全般 (48)
  • 恒星 (27)
  • 星座 (132)
  • 銀河(Milky Way) (71)
  • 星雲・星団・系外銀河 (35)
  • ロケット・人工天体 (69)
  • 天文余話 (151)
  • 暦・編暦・改暦 (48)
  • 時計 (75)
  • 占星 (35)
  • 天文趣味史 (172)
  • 野尻抱影 (54)
  • 宮澤賢治 (208)
  • 稲垣足穂 (182)
  • 草下英明 (26)
  • 長野まゆみ (65)
  • フープ博士、クシー君etc. (51)
  • 理科少年 (58)
  • 理科室 (172)
  • 理科系古書(天文以外) (284)
  • 新本 (104)
  • 博物学 (111)
  • 博物館 (93)
  • 動・植物 (279)
  • 昆虫 (119)
  • 顕微鏡 (43)
  • 化石・鉱石・地質 (259)
  • 解剖 (67)
  • 医療・薬学 (29)
  • 物理・化学・工学 (120)
  • 数学・図形 (28)
  • 気象 (104)
  • 極地 (28)
  • 乗り物・交通 (44)
  • 標本・理科模型 (227)
  • 掛図 (70)
  • 絵葉書 (375)
  • 写真・幻燈・スライド (168)
  • 版画・エフェメラ・切手など (265)
  • アクセサリ (50)
  • 玩具・ゲーム (115)
  • 印刷技術 (56)
  • 肉筆もの (73)
  • こまごまグッズ (265)
  • 和骨董・日本と東アジア世界 (118)
  • 驚異の部屋 (75)
  • 書斎 (84)
  • ヴンダーショップ・イベント (186)
  • 古玩随想 (232)
  • 身辺雑記 (357)
  • その他 (235)
  • すてきなページ(リンク) (77)
  • 便利情報 (7)

最近のコメント

  • パリの暇人
  • 玉青
  • 玉青
  • S.U
  • S.U
  • YukiSnowy
  • 玉青
  • まいくろ
  • S.U
  • 玉青
  • S.U
  • 玉青
  • S.U

ブログ内検索

Google

バックナンバー

  • 2026/ 1
  • 2025/12
  • 2025/11
  • 2025/10
  • 2025/ 9
  • 2025/ 8
  • 2025/ 7
  • 2025/ 6
  • 2025/ 5
  • 2025/ 4
  • 2025/ 3
  • 2025/ 2
  • <<

最近の記事

  • 『雲の結晶 雪片のアルバム』
  • 二十年ふた昔
  • 淳祐天文図
  • コレクションの生と死
  • 宇宙科学戦争かるた(後編)
  • 宇宙科学戦争かるた(中編)
  • 宇宙科学戦争かるた(前編)
  • 美しい午暦
  • 天上の馬
  • 巳から午へ
  • いよいよ大晦日
  • 年古りた絵巻は語る
  • タルホ、大いに怒る
  • クリスマスに寄せて…もう一人のアリス(後編)
  • クリスマスに寄せて…もう一人のアリス(中編)
  • クリスマスに寄せて…もう一人のアリス(前編)
  • ロケットサンタ
  • ウミグモ
  • オキナエビス
  • 夢の女性、幻の小部屋
  • トルーヴェロ天体画集
  • 原色版の雄、田中松太郎
  • 続・冬の月
  • 冬の月
  • 太陽・月・星のゲーム「サルタ」

RSS

ログイン

天文アンティークの広大な世界 ― 2019年03月11日 22時02分45秒

3.11。今日は職場に弔旗が掲げられました。朝からの雨も上がり、薄日に照らされて、ポールの先で黒い布きれが揺れているのを窓越しに眺めていたら、窓に一匹のカゲロウが止まっているのに気づきました。それは命の儚さの象徴であり、刹那に「ああ、結局誰もかれも、みな死んでしまうんだなあ…」と思いましたが、でも風に吹き飛ばされないよう、ガラスに必死にしがみついているその姿を見るにつけ、「それにしたって、やっぱりこうして生きていくしかないんだな…」とも同時に思いました。

   ★

さて、天文アンティークを取り上げて間口が広い…というと、この「天文古玩」もそうですが、それ以上に間口の広いところは当然たくさんあって、やっぱり世間は広いです。

たとえば、「History of Astronomy」(@ HistAstro)というツイッターアカウントが、その一例。フォロアー数2万を超える有名どころですから、ご存知の方も多いでしょう。
アカウントの主はVoula Saridakisさんという女性で、本業はシカゴのサイエンス・インダストリー博物館で学芸員をされている方です。


(https://twitter.com/HistAstro)

プロフィール欄に「Multidisciplinary & multicultural history of astronomy」とあるとおり、さまざまな分野・地域・文化を往来しながら、天文学史のあらゆる事象を取り上げているアカウントです。2015年3月の開設以来、この4年間でツイート数は1万を超え、まあ日常瑣事をつぶやくだけなら、いくらでもツイート数は伸びますけれど、すべて中身のある話題で、このツイート数はすごいです。

私がサリダキスさん(ちょっと変わった姓ですが、ギリシャ系かも)のツイートに、一方的に親近感を覚えるのは、彼女がやっぱりモノに強く惹かれているように見えるからです。これは学芸員という仕事柄もあるでしょうし、ツイッターという媒体の特性にも因るのでしょうが、サリダキスさんが天文学史の話題を語るとき、そこには常に形あるモノが伴っています。ですから、そのツイートをさかのぼれば、広義の天文アンティーク総まくりに近く、これは好きな人にとって実に頼もしく、且つありがたい話です。

  ★

ちょうど一昨日がアカウント開設4周年で、それを記念して、直近1年間の「トップ10ツイート」が発表されていました。その顔ぶれは以下のとおり。

1 金・赤・青で彩色された、15世紀の医師の懐中暦に描かれた食現象のダイアグラム
2 サクロボスコ著『コンプトゥス』に描かれた月相図(1230~1399年)
3 ジャン・マルティノ作の天球儀(1609年)
4 医神アスクレピオスの胸像を刻んだビザンツのホロスコープリング(4世紀)
5 「賢者の石」の異なる錬成段階に適合した占星図(15世紀)
6 真鍮球に銀で星を象嵌したインド-ペルシャ製天球儀(1700年頃)
7 ドイツのロストックに立つ聖マリア教会の天文時計
8 紀元前190年3月14日の日食を記録した楔形文字粘土板
9 アルカズヴィーニ著『創造の驚異』(16世紀の写本)に収められた、擬人化された太陽・月・惑星
10 12世紀英国の『アストロラーベ論』に描かれた12星座のダイアグラム

渋い選択です。そして渋いばかりでなく、その画像を見ると、いずれも目と好奇心に訴えかける、不思議な美しさにあふれています。このラインナップだけだと、ヨーロッパの、それもかなり古い時代に偏っている印象ですが、実際には文字通り古今東西、その視野の広がりに圧倒されます。

   ★

別に較べてどうこういう問題でもないですが、「天文古玩」の方は、現に手元にある品の紹介に力点を置いている点が、サリダキスさんとは少しく異なります。まあ、博物館を飾るようなお宝とは無縁でも、その点は酔狂なモノ好きの徒として、一本筋が通っていると言えなくもないかな…と、これはちょっと自己弁護です。

by 玉青 [古玩随想] [すてきなページ(リンク)] [コメント(0)|トラックバック(0)]

アサブロ の トップページ